「I don’t go by the rule book. I lead from the heart, not the head.」-Princess Diana(ダイアナ王妃)

自分らしさ
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意味=「私はルールブックによって歩きません。私は心から導きます、頭ではなく。」

ダイアナ王妃の名言

「I don’t go by the rule book. I lead from the heart, not the head.」-Princess Diana

「アイドントゴウバイ ダルウルブック。アイリードゥ フラムダハートゥ、ノットゥダヘッドゥ。」

イギリス王室のチャールズ皇太子の元奥さんだった、ダイアナ元王妃の名言です。

スペンサー家という貴族の家に生まれたダイアナ王妃は、チャールズ皇太子と結婚し、ヘンリー王子とウィリアム王子をもうけ、その美貌のみならず、その飾らない性格で世界中の人から愛され、日本でもダイアナフィーバーを巻き起こしました。

宮殿ではなく病院で出産したり、一般の人達と接する時に手袋を着用しなかったり、子供たちを出来るだけ普通に育てようとしたり、王室の伝統を良い意味で壊していく、庶民的な感覚も持ち合わせていました。

チャールズ皇太子とは離婚してしまいますが、その人気は陰りを見せず、フランスで恋人と車に乗っている所をパパラッチに追われ、振り切ろうとして事故になってしまい、36歳という若さでこの世を去ってしまいます。

チャールズ皇太子と離婚し、王室を去ってからは、エイズやガン、ハンセン病患者の支援や、紛争地帯の地雷除去など、慈善活動に力を入れています。

エイズのことがまだよく知られていない時期に、エイズ患者の人に微笑みながら素手で握手したり、地雷が脇に埋まっている紛争地帯を歩いている姿は、世界中に大きな影響を与えました。

そんなダイアナ王妃の、人の振る舞い方に関する名言です。

BBCに語ったインタビュー内の一節ですが、頭ではなく心で導く、というのが、実に型にはまらないダイアナらしい言葉ですね。

それによって問題に巻き込まれることも理解している、とも語っています。

何かを引っ張って行く時には、時に形式から外れても、感情的に、人間的に振る舞った方が、周りの人達の心をより動かすことがあるでしょう。

そういうことを意識しているあたりが、成熟した知的さを感じますね。

頭でっかちではなく、人間的である、ということの大事さを教えてくれる言葉です。

文の構造

「I don’t go by A. I lead from B, not C.」=「私はAによって行かない。私はBから導く、Cではない。」

「A」=「the rule book」

「B」=「the heart」

「C」=「the head」が入ります。

「I don’t go by the rule book」とは?

「I don’t go」=「私は行かない」という意味になります。

「I(アイ)」=「私(は、が)」という意味の代名詞であり、「私、自我、我」という意味の名詞でもあります。

「don’t」=「do not」の省略になります。

「do(ドゥ)」=「する、やる」という意味の動詞です。

「not(ナット)」=「~でない、~しない」という意味の副詞になります。

「do not~(ドゥーナット)」で、その後の動詞を否定します。

「I do not ~」=「私は~しない」という意味になります。

「go(ゴウ)」=「行く、(時間が)たつ、死ぬ、折れる、動く、賭ける」という意味の動詞、「行くこと、成功、流行」という意味の名詞、「正常に機能して」という意味の形容詞です。

「I do not go」=「私は行かない」という意味になります。

「by the rule book」=「そのルールブックによって」という意味になります。

「by(バイ)」=「そばに、を過ぎて、を通って、によって」という意味の前置詞、「近くに、そばに、過ぎて」という意味の副詞、「偶然の、脇道の、へんぴな、付随的な」という意味の形容詞です。

「the(ダ)」=「その、あの、例の」という意味の定冠詞(定まったものに付ける)で、「それだけ、ますます」という意味の副詞です。

「rule book」=「規則書、規則集、ルールブック」という意味の名詞です。

「rule」は形容詞ではないので、「rule book」はこのまま丸ごと意味を覚えた方が良いと思いますが、イメージするためにも、「rule」と「book」それぞれの意味も載せておきます。

「rule(ルール)」=「規則、ルール、法則、標準、慣習、命令、(数学)公式、支配、統治期間、ものさし、定規、罫線」という意味の名詞、「支配する、規定する、判定する、区別する、抑制する、定規で線を引く、持ち合う」という意味の動詞です。

和製英語でもよく聞く「ルール」ですが、動詞でもあります。

「book(ブック)」=「本、台帳、とじ込み帳、ノート、通帳、聖書、電話帳」という意味の名詞、「予約する、記入する、切符を買う、予定する、名前を控える、調書を取る、出演契約をする」という意味の動詞です。

「ブック」も日本で聞く言葉ですね。

「the rule book」=「そのルールブック」という意味になります。

「by the rule book」=「そのルールブックによって」という意味になります。

「I don’t go by the rule book」=「私はそのルールブックによって行かない」という意味になります。

「I lead from the heart, not the head.」とは?

「I lead from the heart」=「私はその心から導く」という意味になります。

「lead(リード)」=「導く、連れて行く、先頭に立つ、指導する、指揮する、至らせる、道が通じる、帰着する、引き込む、~する気にさせる、過ごす」という意味の動詞、「指揮、指導、手本、主役、先例、先頭、首位、勝ち越し、手がかり、リード、(ペットなどの)ひも」という意味の名詞、「先頭の」という意味の形容詞です。

「I lead」=「私は導く」という意味になります。

「from」=「~から、~のために、~からすると」という意味の前置詞です。

「heart(ハート)」=「心臓、胸、心、愛情、性格、中心、芯、ハート形のもの」という意味の名詞です。

「the heart」=「その心」という意味になります。

「from the heart」=「その心から」という意味になります。

「I lead from the heart」=「私はその心から導く」という意味になります。

「not the head」=「その頭ではなく」という意味になります。

「head(ヘッドゥ)」=「頭、首長、才能のある人、頭数、見出し、~のファン、川の源」という意味の名詞、「率いる、~の先頭に立つ、向ける、向かう」という意味の動詞です。

「the head」=「その頭」という意味になります。

「not the head」=「その頭ではなく」という意味になります。

「from」が省略されているので、分かりづらければ、「from」をつけて考えましょう。

「not (from) the head」=「その頭(から)ではなく」という意味になります。

また、

「not the head」=「I do not lead from the head」と書くことも出来ます。

なので、

「I lead from the heart, not the head」=「I lead from the heart, I do not lead from the head」でもあります。

「I lead from the heart, not the head」=「私はその心から導く、その頭ではなく」という意味になります。

二つをつなげて訳すると・・・

「I don’t go by the rule book. I lead from the heart, not the head.」

=「私はそのルールブックによって行かない。私はその心から導く、その頭ではなく。」という意味になります。

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