「Don’t think, feel!」-Lee(Bruce Lee)-(ブルース・リー)

感覚
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意味=「考えるな、感じるんだ!」

ブルース・リーの英語の名台詞

「Don’t think, feel!」-Lee(Bruce Lee)From「Enter the Dragon」

「ドントゥ ティンク、フィール」

言わずと知れた映画俳優ブルース・リーが演じるリーが、「燃えよドラゴン」の映画の中で武術を訓練している弟子に言った英語の言葉です。

実にシンプルですが、深いです。

勝手に解釈すると、「頭で考えて体を動かすのではなく、もっと深い意識の中で、自分の感覚を頼りにしなさい。」と言うことだと思います。

何かを求めてもがき、考えても考えても先に進めない人への助言です。

文の構造

「Don’t A, B !」=「Aするな、Bしろ!」

「A」=「think」

「B」=「feel」が入ります。

この文のポイント

・「Don’t~」の意味と使い方

・  短い文でも、命令文であること

「Don’t~」とは?

「Don’t~(ドントゥ)」=「~をするな」という意味になります。

英語では、動詞をそのまま相手に向けて言うと、命令になります。

「Don’t」は「Do not」の省略で、会話でよく使われる表現です。

発音としては「ドントゥ」という感じで、ドンの後に小っちゃいトゥが入ります。

「do」=「する、やる」という意味の動詞です。

「not(ナット)」=「~でない、~しない」という意味の副詞になります。

「Do~」で「~しろ」という命令形になります。

not(ノット)は、くっつくことによって否定する意味に変わるので、「Do not~」は、「~するな」という意味になります。

それが省略されて、「Don’t(ドントゥ)~」=「~するな」となります。

「Don’t(ドントゥ)~」は使いやすいが、強めの表現

「Don’t~」は非常に便利で、これを覚えておくと、あとは後ろの動詞を変えるだけでいくらでも文が作れます。

「Don’t touch me(ドントゥ タッチ ミー)」というように、「touch=触る」という動詞を付ければ、「触るな」となり、meをつけて「私に触らないで」と言う意味になります。

「Don’t run(ドントゥ ラン)」だったら「走るな」ですし、「Don’t go(ドントゥ ゴー)」だったら「行くな」と実に簡単です。

ただし、これはあくまで命令なので、相手に強烈な印象を与えかねません。

使う相手は気が知れた相手や、どうしても伝えなければならない時に使うのがいいと思います。

省略せずに「Do not ~」というと、少し柔らかい表現になるので、使い分けるといいかもしれません。

「Don’t Think」とは?

「Don’t think」=「考えるな」という意味になります。

「Think(ティンク)」とは、「考える、思う、~と見なす、熟考する、~しようと思う」という意味の動詞で、「考えること」という意味の名詞でもあります。

「Think」のみだと「考えろ」という命令形になります。

「Don’t」をつけると、合わさって「Don’t think」=「考えるな」という意味になります。

「Think」は、発音としては「ティンク」という感じになります。

英語の「Th」は、スでもシでもなく、舌を上の歯に触れさせた状態の「ティ」になります。

スとシの間のティの感じで、息を抜く感じなのでこの発音は日本人には最初は慣れないものです。

ブルース・リーは「ティンク」に近い感じで発音しています。

Feelとは?

「feel(フィール)」=「感じろ」という意味になります。

「feel(フィール)」=「触る、感じる、気が付く、~と思う、の影響を受ける、手探りする、同情する」という意味の動詞、「感じ、手触り、勘」という意味の名詞です。

「Feel」だけだと「感じろ」という命令形になります。

訳すると・・・

以上をふまえて直訳すると、「考えるのをやめろ、感じろ」ということになります。

英語だと「Don’t think」ですが、日本語だと「考えるな」「考えないで」「考えるんじゃない」「考えるのをやめなさい」など、実に多様に訳することが出来ます。

日本語は口調が一つではなくたくさんあるので、そこらへんを転換するときに頭がこんがらがってしまう人が多いようです。

上の日本語は英語にすると言葉としてはどれも「Don’t think」で合っていて、日本語ではたくさんあっても英語にすると一個しかないものが結構多いです。

言葉は「Don’t think」で、あとは口調の強さや感情の込め方で外国の人は調節しています。

優しい言い方と、怒っている言い方ではニュアンスも大分変ってきます。

日本語にない部分は、感情で補っているだけだったりして、いかに日本語が細かいところまで言葉に出来ているのか、と考えさせられるところでもあります。

逆に言えば、「英語はシンプルだ」とも考えられるので、そこを逆手にとってしまえば、苦手な意識はなくなっていくと思います。

「Don’t think, feel!」

何かに迷った時に、この言葉を思い出してください。

まずは、「ドント シンク、フィール!」と、日本語英語でも構いません。

ぜひ口に出して楽しんで言ってみましょう。

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