「There are no facts, only interpretations.」-Friedrich Nietzsche(フリードリヒ・ニーチェ)

感覚
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意味=「事実はない、解釈だけがある。」

フリードリヒ・ニーチェの名言

「There are no facts, only interpretations.」-Friedrich Nietzsche

「デアラー ノーフェクツ、オウンリー インタープリテイションズ。」

ドイツの哲学者、作家、詩人であり、古典文学研究者でもあったフリードリヒ・ニーチェの名言です。

神父の家に生まれ、真面目で誠実な性格だったニーチェは、幼いころから文を書いていて、文学や芸術、音楽に優れ、ボン大学で神学科と哲学科に進みますが、古典文学研究に没頭し、その類稀な才能を買われ、24歳という若さで大学教授になります。

幼いころから体の不調に悩まされてきたニーチェは、軍隊での落馬事故の後遺症も相まって、約10年大学で働いたのちに退職し、それ以降孤独と闘いながら後世に残る著作を次々と書いていきます。

残念ながら、ニーチェの著作は当時の世論には支持されず、45歳の時に発狂し、精神を患って入院しますが、55歳という若さで肺炎で亡くなってしまいます。

「人間的な、あまりに人間的な」「ツァラトゥストラはかく語りき」など、名著を数多く残し、現実を厳しく見つめた先の超人的な哲学など、人間の本質を突いたその考えは、その後の哲学者、文学者に絶大な影響を与え、その言葉は今でも世界中の人に影響を与えています。

そんなニーチェの、人間の物事の感じ方に関する名言です。

1886〜1887年の、ニーチェのノートに書かれた文の一節です。

感じ方とは面白いもので、同じ事実でも、その人の解釈しだいでいくらでも変わっていきます。

捉え方一つで、同じ事が嫌に感じることもあれば、むしろ晴れ晴れしい気持ちになることもあるでしょう。

自分に都合良く捻じ曲げて解釈する人もいれば、その事実以上に真摯に受け止める人もいます。

ニーチェは、事実はなく、解釈しか存在しない、と言っています。

捉え方や解釈の方が、実際の事実よりもその人にとって重要である、と考えれば、事実は存在しておらず、存在する必要もない、とも言えます。

良い意味でも悪い意味でも、何事も解釈の仕方一つなんだ、と教えてくれている深い言葉ですね。

文の構造

「There are no A , only B.」=「Aはない、Bだけがある。」

「A」=「facts」

「B」=「interpretations」

この文のポイント

・「only」の前に「there are」が省略されている事

・「no」の使い方

・「interpretations」の意味

「There are no facts」とは?

「there are~」=「~がある」という意味になります。

there(デア)=「そこ(に、へ、で)、あそこ(に、へ、で)」という意味の副詞、「あそこ」という意味の名詞、「そら、ほら、あれ」という意味の間投詞でもあります。

「are(アー)」=「~は」という意味の動詞であり、「be」の二人称の時に使います。

is」や「are」などと合わさって、

there is~(デアリズ)」=「~がある」という意味の文章を作ります。

対象が複数であれば、「there are~(デアラー)」となります。

非常に使い勝手が良いので、覚えておきましょう。

「there are~」=「~がある」という意味になります。

「no facts」=「ない事実たち」という意味になります。

no(ノウ)=ない、何もない、決して~ない、少しの~もない、~のない」という意味の形容詞、「いいえ、~でない、少しも~でない、まさか」という副詞であり、「いいえ(という言葉・返事)、否定、拒絶」という名詞でありです。

「fact(フェクト)」=「事実、現実、申し立て、犯行」という意味の名詞です。

「ファクトチェック」など、日本語でも聞くことがある言葉ですね。

複数形になり、「facts」=「事実たち」という意味になります。

「There are no fact」=「ない事実たちがある」=「事実たちはない」という意味になります。

「no」が入ってないと、

「There are facts」=「事実たちがある」という意味になります。

There’s no~」の「no」の使い方は、「I have no money.」の「no」と似たような使い方です。

「I have no money」=「私はないお金を持っている。」=「私はお金がない。」となります。

英語だと、こういう表現がちょくちょく出てくるので、注意です。

日本語だと、「1円も持っていない。」と言うことはあっても、「0円持っている。」と言うことはないので、一瞬戸惑ってしまいがちですが、慣れていきましょう。

「only interpretations」とは?

この「only interpretations」という後半の文は、前文の「there are」が省略されているので、

there are only interpretations」と考えるようにしましょう。

「only」=「~だけ」という意味になります。

「only(オウンリー)」=「~だけ・の、唯一の、ただ~、ただの~」という意味の形容詞、副詞、接続詞です。

使い方が色々あるのですが、基本的には上記の意味で覚えていれば大丈夫です。

「interpretations」=「解釈」という意味の名詞です。

「interpretation(インタープリテイション)」=「解釈、通訳、理解、演出、演技、演奏」という意味の名詞です。

「s」がついて、

「interpretations」=「解釈たち」という意味になります。

ちなみに、

「interpret(インタープリットゥ)」=「解釈する、説明する、通訳する、解く、演出する、演奏する」という意味の動詞です。

「only interpretations」=「解釈たちだけ」という意味になります。

「there are」をつけて、

「(there are) only interpretations」=「解釈たちだけがある」という意味になります。

全てつなげて訳すると・・・

「There are no facts, only interpretations.」=「事実たちはない、解釈たちだけがある」という意味になります。

ぜひ、声に出して読んでみて下さい。

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