意味=「あなたのその傷を知恵に変えなさい。」
オプラ・フィンフリーの名言
「Turn your wounds into wisdom. 」– Oprah Winfrey
「ターン ユアウンズ イントゥ ウィズデム」
アメリカで最も有名なトーク番組と言っても過言ではない「オプラ・フィンフリー・ショー」の司会であり、俳優、慈善活動家のオプラ・フィンフリーの名言です。
高校生のころからラジオに出演していたオプラは、大学生になるとテレビ局で働き始め、その歯に衣着せぬ物言いと、ウィットに富んだ語り口でたちまち火が付き、やがて自分が司会の「オプラ・ウィンフリー・ショー」が始まると、その飾らない庶民の目線や、マイノリティーに寄り添う姿勢なども相まって、爆発的な人気で20年以上にわたってお茶の間を楽しませ続けました。
過去には経済紙フォーブスで女性の億万長者ランキングで一位になるなど、莫大な資産を持つ彼女ですが、アフリカに小学校を設立したり、寄付額が多い有名人の上位に位置するなど、慈善活動にも力を入れています。
明るく、接している人を元気にしてしまう強いパワーを持っているオプラですが、幼いころに虐待を受けていた壮絶な過去もあり、弱い者やマイノリティーの味方になったり、その言動には明るいだけでない深みも伴っています。
そんなオプラの、生き方に関する強い名言です。
誰しも、過去には傷や痛みが何かしらあるものだと思います。
それらは何も無駄ではなく、知恵にしてしまえば、それすらも自分の肥料になり得るでしょう。
この名言の通り、オプラは自分の過去の傷や痛みを、全て知性に変えてしまったのかもしれません。
短い言葉の中に、深い意味が込められた格好良い言葉ですね。
文の構造
「Turn A into B . 」=「AをBに変えろ。」
「A」=「your wounds」
「B」=「wisdom」が入ります。
「Turn your wounds into wisdom. 」とは?
「turn(ターン)」=「変える」という意味になります。
「turn(ターン)」=「回す、めくる、ひっくり返す、よける、撃退する、変える、悪くする、回る、転がる、向きを変える」という意味の動詞、「回転、曲がること、曲がり、順番、傾向、散歩」という意味の名詞でもあります。
和製英語の「ターン」だと「くるっと回る、順番」という意味で似たニュアンスですが、英語の「turn」の方が他の言葉と組み合わさって、実に沢山の意味で使われます。
その都度覚えて行けば良いので、まずは「回る」感じのイメージを持っていれば大丈夫です。
「into(イントゥ)」=「~の中へ(に)」という意味になります。
「into(イントゥ)」=「~の中へ(に)」という意味の前置詞で、「変化」や「時間」などの用途で、様々な動詞と一緒に使われます。
「turn A into B」=「AをBに変える」という意味になります。
「turn into~」=「~に変化する(外見的に、内面的に)」という意味になります。
「turn into B」=「Bに変える」となりますが、「AをBに変える」と言いたいので、間にAが入り込み、
「turn A into B」=「AをBに変える」となっています。
「your(ユア)」=「あなたの~」という意味です。
「your(ユア)」=「あなたの~」という意味の所有格です。
「wound(ウンズ)」=「傷」という意味になります。
「wound(ウンドゥ)」=「負傷、ケガ、苦痛、侮辱」という意味の名詞、「傷つける、気分を害する」という意味の動詞です。
「wounds(ウンズ)」=「傷(たち)」と複数になっています。
「your wounds」=「あなたの傷」という意味になります。
「into(イントゥ)」=「~の中へ(に)」という意味の前置詞で、「変化」や「時間」などの用途で、様々な動詞と一緒に使われます。
「turn your wounds into B」=「傷をBに変える」という意味になります。
「wisdom(ウィズデム)」=「知恵」という意味になります。
「wisdom(ウィズデム)」=「知恵、賢明、賢明な言葉・行い、金言」という意味の名詞です。
「turn your wounds into wisdom」=「傷を知恵に変える」という意味になります。
訳すると・・・
「Turn your wounds into wisdom. 」=「あなたの傷を知恵に変えなさい。」という意味になります。
ぜひ、実際に口に出してみて下さい。
Turn your wounds into wisdom!
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