意味=「あなたが手にすることが出来る中で最大の冒険は、あなたの夢の人生を生きることです。」
オプラ・ウィンフリーの名言
「The biggest adventure you can ever take is to live the life of your dreams.」-Oprah Winfrey
「ダビッゲストゥ エドゥヴェンチュア ユウキャンエヴァーテイク イズトゥリヴダライフ オブユアドゥリィムズ。」
アメリカで最も有名なトーク番組と言っても過言ではない「オプラ・フィンフリー・ショー」の司会であり、俳優、慈善活動家のオプラ・フィンフリーの名言です。
高校生のころからラジオに出演していたオプラは、大学生になるとテレビ局で働き始め、その歯に衣着せぬ物言いと、ウィットに富んだ語り口でたちまち火が付き、やがて自分が司会の「オプラ・ウィンフリー・ショー」が始まると、その飾らない庶民の目線や、マイノリティーに寄り添う姿勢なども相まって、爆発的な人気で20年以上にわたってお茶の間を楽しませ続けました。
過去には経済紙フォーブスで女性の億万長者ランキングで一位になるなど、莫大な資産を持つ彼女ですが、アフリカに小学校を設立したり、寄付額が多い有名人の上位に位置するなど、慈善活動にも力を入れています。
明るく、接している人を元気にしてしまう強いパワーを持っているオプラですが、幼いころに虐待を受けていた壮絶な過去もあり、弱い者やマイノリティーの味方になったり、その言動には明るいだけでない深みも伴っています。
そんなオプラの、生き方に関する格好良い名言です。
「O, The Oprah Magazine.」という雑誌に掲載された2002年7月の記事からの言葉で、今は「OPRAH.COM」というウェブサイトに載っている言葉です。
その記事でオプラは、
「私は急流下りや、バンジージャンプをするような少女ではなかったーそれは自分にとって冒険を定義する方法ではない。」
「最も重要な私たちの人生の旅は、必ずしも高い山に登ったり、世界を歩き回ることを含まない。」
と語り、今回の言葉が続きます。
自分が本当にやりたいことをやって生きるということは、それだけ刺激的な事なのでしょう。
誰しも冒険者になれる、と言わんばかりの、オプラらしい前向きで格好良い言葉ですね。
文の構造
「A is to B.」=「Aは、Bすることだ。」
「A」=「the biggest adventure you can ever take」
「B」=「live the life of your dreams」
この文のポイント
・「最上級」が使われていること
・「ever」の意味
・「不定詞」が使われていること
「The biggest adventure you can ever take」とは?
「the biggest adventure」=「一番大きな冒険」という意味になります。
「the(ダ)」=「その、あの、例の」という意味の定冠詞(定まったものにつく)で、「それだけ、ますます」という意味の副詞です。
「big(ビッグ)」=「大きい、成長した、年上の、大事な、満ちた、寛大な、~に夢中である」という意味の形容詞、「偉そうに、大きく、多く、うまく」という意味の副詞、「大物」という意味の名詞です。
日本語でもよく聞く「ビッグ」ですね。
今回は「est」がついて最上級として使われています。
「the biggest~」=「一番大きな~」という意味になります。
「adventure(エドゥヴェンチュア)」=「冒険、冒険心、珍しい体験、投機」という意味の名詞、「危険を冒す、思い切ってやる・踏み込む」という意味の動詞です。
いわゆる「アドベンチャー」ですね。
「the biggest adventure」=「一番大きな冒険」という意味になります。
「you can take」=「あなたは手に入れることが出来る」という意味になります。
「you(ユウ)」=「あなたは、あなたが、あなたを、あなたに」という意味の代名詞です。
「can(キャン)」=「出来る、してもいい、可能である」という意味の助動詞です。
「you can~」=「あなたは~出来る」という意味になります。
「take(テイク)」=「取る、つかむ、手に入れる、受け取る、当たる、乗る、連れていく、調べる」という意味の動詞、「捕獲物、収入、分け前」という意味の名詞です。
「take」は「何かを取る」ようなイメージですが、たくさんの意味があるので注意です。
「you can take~」=「あなたは手に入れることが出来る」という意味になります。
「ever」=「~の中で」という意味になります。
「ever(エヴァー)」=「かつて、今まで、いつか、常に、いったい、決して~ない(否定文)」という意味の副詞です。
「ever」は基本的に、「~の時間の中で(いつか)」という意味で、文の意味を強調する働きをします。
直接的な日本語訳は、その時の文の時制(時間)や疑問文、否定文などで変わるので注意です。
今回は、最上級を強調している形になります。
「ever」=「~の中で」という意味になります。
「the biggest adventure you can take」=「あなたが受け取ることが出来る一番大きな冒険」という意味になります。
「ever」をつけて、
「the biggest adventure you can ever take」=「あなたは受け取ることが出来る中で一番大きな冒険」という意味になります。」
これは、
「The best movie I have ever seen.」=「私が今まで見た中で最高の映画。」と似ている「ever」の表現です。
「I have seen」は現在完了形なので、「今まで」という日本語訳をつけることが出来ますが、
「you can take」は現在形なので、「今まで」という訳をつけることが出来ません。
基本的な、「~の時間の中で」という意味と強調の役割は変わっていません。
最上級とは?
「一番~」と言いたい時に、形容詞・副詞自体の形を変化させる、もしくは「most」をプラスするルールが英語にはあり、その変化した言葉のことを最上級と呼びます。
最上級に使う形容詞・副詞には、①語尾に「est」が付くものと、②語尾に何もつかずに最初に「most」を置くもの、③「bad」や「good」の様に不規則に変化するものがあります。
今回は①の、「big」に「est」がついた「biggest」が使われています。
①「est」がつくもの
今回はこれですね。
「est(イスト)」=最上級の形容詞にくっつける語尾で、接尾辞と呼ばれるものです。
例えばですが、「富士山は日本で一番高い山です。」と言いたい場合、最上級を使って、
「Mt’Fuji is the highest mountain in Japan.」と言うとシンプルで伝わりやすいです。
②「most」をつけるもの
例えば、「富士山は日本で一番美しい山です。」と言いたい場合、「beautiful」=「美しい」を使うのですが、
「Mt’Fuji is the most beautiful mountain in Japan.」となります。
基本的に、短い単語には「est」、長い単語(音節が3つ以上)には「most」をつけると覚えておきましょう。
③形容詞自体が不規則に変化するもの
不規則に変化する単語は、その都度覚えていくしかありません。
「good」は「goodest」とはならずに、「good」→「best」と変化します。
その「best」を使うと、
「This is the best movie I have ever seen.」=「これは私が今まで見た中で最高の映画です。」などと言えます。
「bad」も不規則に変化する単語で、「bad」→「worst」と変化しますので、注意です。
「~ is to live the life of your dreams」とは?
「~is」=「~は」という意味になります。
「is(イズ)」=「~は」という意味の動詞、be動詞です。
「to live」=「生きること」という意味になります。
「to(トゥー)」=「~に、~へ、~のために、~まで、~に加えて、~に合わせて、~に対して、~の、~によって、」という意味の前置詞で、「平常の状態に(戻って)、閉まって、前方に、活動を始めて」という意味の副詞でもあります。
今回は、「~すること」という意味の不定詞として使われています。
「Live」=「生きる、生きている、住む、住んでいる、存在する、暮らす」という意味の動詞です。
「to live」=「生きること」という意味になります。
「the life of your dreams」=「あなたの夢たちのその人生」という意味になります。
「Life(ライフ)」=「人生、生活、生き方、命、生き物」という意味の名詞です。
日本語でもたまに耳にするもので、テレビゲームなどで「ライフ」と聞いたことがあるかもしれません。
ゲームでいうライフは命ですが、人生や生き方という意味もあり、英語では人生という意味の方が多く使われている印象です。
「the life」=「その人生」という意味になります。
「of(オブ)」=「~の、~に」という意味の前置詞で、「所有・所属」、「距離・分離」「起源」「時刻」「理由・原因」「材料・構成」「分量」「部分」「関係」「作者・行為者」など、実に様々な時に使われます。
日本語の「の」ほどではないですが、多様に使われるので、とりあえずは「~の」という意味で覚えておきましょう。
「the life of~」=「~のその人生」という意味になります。
「your(ユア)」=「あなたの~」という意味の所有格です。
「dream(ドゥリーム)」=「夢、夢うつつ、空想」という意味の名詞であり、「夢を見る、夢想する、空想する」という意味の動詞であり、「夢のような」という意味の形容詞です。
「dreams」=「夢たち」と複数形になっています。
「your dreams」=「あなたの夢たち」という意味になります。
「the life of your dreams」=「あなたの夢たちのその人生」という意味になります。
「to live the life of your dreams」=「あなたの夢たちのその人生を生きること」という意味になります。
「is」をつけて、
「~is to live the life of your dreams」=「~は、あなたの夢たちのその人生を生きることだ」という意味になります。
ここで、不定詞に付いて説明したいと思います。
不定詞とは
動詞の原形に「to」が付くことで、名詞・形容詞・副詞的な用法が出来て、「~すること」、「~するため(に、の)」という意味になるルールのことです。
例えば、「to swim」=「泳ぐこと、泳ぐため(に、の)」という意味になります。
「~すること」という意味は、動名詞と同じですね。
「to swim」=「swimming」=「泳ぐこと」という同じ意味になります。
しかし、「~すること」と「~するための」と、どちらかの意味なのかというのは、文脈を見て判断していくことになります。
大きく意味が違うので、パッと見でどちらか分かるようになっていきます。
今回は「~すること」という意味で使われています。
全てつなげて訳すると・・・
「The biggest adventure you can ever take is to live the life of your dreams.」
=「あなたは手に入れることが出来る中で一番大きな冒険は、あなたの夢たちのその人生を生きることだ。」
=「あなたが手にすることが出来る中で一番大きな冒険は、あなたの夢の人生を生きることだ。」という意味になります。」
ぜひ、声に出して読んでみて下さい。
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