「Quality is not an act ,it is a habit.」-Aristotle(アリストテレス)

探究心
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意味=「質とは行為ではない、習慣だ。」

アリストテレスの名言

「Quality is not an act ,It is a habit.」ーAristotle
「クワレティ イズ ナット エンネクト,イティズ アヘビット」
言わずと知れた古代ギリシャの哲学者、アリストテレスの名言です。
プラトンの弟子であり、その研究は哲学にとどまらず、政治学、宇宙論、天体学、生物学、詩学、論理学など多岐にわたり、後世の学問に多大な影響を与えました。
ギリシャ言が英語に訳された言葉です。
質とは何かと考えさせられる名言です。
質を上げるためには何かをしなければなりませんが、その場で何かするだけではまだ足りず、自分も気づかないくらいの習慣(癖)になって始めて質と呼べるという、深い言葉です。
意識していたものが無意識になり、体に浸透して始めて自分の質になる。
まるで企業理念の様な言葉ですね。
サービス業でもモノ作りでも、芸術家でもなんでも、質の向上を追究している人にしてみたらはっとさせられるのではないでしょうか。

文の構造

「A is not B ,It is C.」=「AはBではない,それはCだ。」となります。
「A」=「Quality」
「B」=「an act」
「C」=「a habit」が入ります。

Quality is not an act とは?

「Quality is not~ 」=「品質は~ではない。」という意味になります。
「Quality(クワレティ)」=「質、品質」という意味の名詞です。
「is(イズ)」=「~は」という意味の動詞、be動詞です。
「not(ナット)」=「~でない、しない」という意味の副詞です。
「an act」=「一つの行為」という意味になります。

「an(エン)」=「一つの、ある」という意味の不定冠詞で、数えられる名詞の前に付きます。

「act」は母音の「a」から始まっているので、前に付く「a(エ)」は「an(エン)」に変化しています。

通常の単語には「a」が付きますが、母音の「a,i,u,e,o」から始まる単語は、「a」ではなく「an」が付きます。
それほど多くはないですが、たまに母音から始まっているものがあるので、注意しましょう。
「act(エクト)」=「(一回一回の)行為、行動、芝居、見せかけ」という意味の名詞であり、「行動する、振る舞う、舞台に立つ」という意味の動詞でもあります。
今回は、名詞の意味で使われています。
「an act」=「ある、一つの、(一回一回の)行為」という意味になります。
全てつなげると、

「Quality is not an act. 」=「品質は(一回一回の)行為ではない。」という意味になります。

「It is a habit.」とは?

「It is ~」=「それは~だ」という意味になります。

「It(イット)」=「それ」という意味の代名詞で、「It is ~」=「それは~だ」という意味の文になります。

「a habit」=「習慣(癖)」となります。

「habit(ヘビット)」=「癖、習慣、体質、気質」という意味の名詞です。

「habit」は母音から始まっていないので、前に付くのは普通に「a」となります。

「a habit」=「ある・一つの、癖・習慣」という意味になります。

つなげると、

「It is a habit.」=「それは習慣(癖)だ。」となります。

訳すると…

「Quality is not an act,it is a habit.」=「品質は(一回一回の)行為ではない、それは習慣だ。」=「質とは行為ではない、習慣である。」となります。

2400年ほど前に言われた言葉ですが、考えさせられます。

自分も質を上げたい時はその場しのぎではなく、習慣になるように癖づけていきたいと思います。

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