意味=「本当の知性の徴候は知識ではない、想像力だ。」
アルバート・アインシュタインの名言
「The true sign of intelligence is not knowledge, but imagination.」-Albert Einstein
「ダ トゥルーサインオブインテリジェンス イズ ナットゥナレッジ バットゥ イマジネイション」
現代の宇宙学研究の礎とも呼べる(特殊)相対性理論を導き、ノーベル物理学賞も受賞した世界的な物理学者、アルバート・アインシュタインの名言です。
光の速度が一定であることや、重力によって光が曲がったり時間が遅れたりすることを証明し、その内容は多くの映画などにも引用され、未知の宇宙への興味を一般人にももたらしてくれました。
その研究は原子爆弾の研究にも利用され、人格者としても知られるアインシュタインは、広島・長崎で起きたことに胸を痛めていたと言います。
天才と言われる彼ですが、ユニークな考え方の持ち主で、ウィットに富んだ名言もたくさん残しています。
そんなア新シュタインの、知性に関する名言です。
知性がある、知的であることは、知識の量の多さであると誰しも思ってしまいがちですが、そんな固定観念を静かに打ち壊してくれるような名言です。
知識の量は知的さの一端を担っていることには間違いありませんが、想像力がなければうまく応用したり、何かを生み出すということも出来ません。
人の気持ちや痛みが分かるのも実際に頭の中で相手のことを想像できるかどうかであり、知識では補いきれません。
ノーベル賞受賞者であるアインシュタインは、それこそ物理や数学の知識は人並み外れた莫大なものを持っているはずですが、そのアインシュタインが想像力が大事と言っているのはなんとも勇気づけられます。
アインシュタインは人間的にも紳士でありユーモラスも持ち合わせた人格者であったそうですが、それは持っている知識に負けないくらい力強い想像力も持ち合わせていたからでしょう。
知識だけでなく、アインシュタインの言うような本当の知性も身に付けたいものです。
文の構造
「A is not B, but C」=「AはBではない、Cだ」という意味になります。
「A」=「The true sign of intelligence」、「B」=「knowledge」、「C」=「imagination」が入ります。
「A is not B, but C」=「AはBではなくCである」というフレーズで、よく使われる構文です。
「The true sign of intelligence」とは
文の構造の「A」の部分です。
「the true sign」=「本当のサイン」という意味になります。
「the(ダ)」=「その、あの、例の」という意味です。
「true(トゥルー)」=「真の、本当の、誠実な、正確な」という意味の形容詞です。
「sign(サイン)」=「符号、記号、合図、身振り、サイン、徴候」という意味の名詞であり、「署名する」という意味の動詞でもあります。
日本語英語の「サイン」ともほぼ同じ意味で使われています。
「the true sign(ダトゥルーサイン)」=「本当のサイン」という意味になります。
「of intelligence」=「~の知性」という意味になります。
「Of(オブ)」=「~の(所有・所属・属する)、(距離・分離)」という意味の前置詞になります。
「intelligence(インテリジェンス)」=「知能、知恵、理解、情報、知性」という意味の名詞です。
「the true sign of intelligence」=「本当の知性のサイン」=「本当の知性の徴候」という意味になります。
「~is not knowledge but imagination」とは?
文の構造の「A」以外の残りの部分です。
「A is not B, but C」=「AはBではなくCである」という意味の構文になります。
「~is not knowledge」=「~は知識ではない」という意味になります。
「is(イズ)」=「~は」という意味の動詞、be動詞です。
「not(ナット)」=「~でない、~しない」という意味の副詞になります。
「knowledge(ナレッジ)」=「知識、熟知、知っている事、理解」という意味の名詞です。
「~is not knowledge」=「~は知識ではない」という意味になります。
「 but imagination」=「想像力である」という意味になります。
「but(バット)」=「しかし、けれども」という意味ですが、接続詞、前置詞、副詞、関係代名詞など、様々な用法があります。
「しかし、けれども」という意味をとりあえず覚えておいて、後はその都度知っていけば大丈夫です。
「imagination(イマジネイション)」=「想像力、創作力、機転、想像の産物、空想」という意味の名詞です。
日本語でも「イマジネーション」という言葉を使うことはあると思いますが、同じ意味になっています。
よく使う「イメージ」という言葉も、
「image(イメイジ)」=「想像する、象徴する、像を作る」という動詞であり、「像、肖像、画像、映像、形、象徴」という意味の名詞でもあり、日本語の意味とほぼ同じですね。
「~is not knowledge, but imagination」=「~は知識ではない、しかし想像力」=「~は知識ではない想像力である」という意味になります。
「A is not B, but C」=「AはBではなくCである」という意味であり、よく使われる「but」の使い方です。
日本語の「AはBではない、Cだ」と同じような使い方で、上記のように単語だけを入れて、前者との対比のように使うことがよくあります。
分かりづらければ、「A is not B, A is C」と置き換えてみましょう。
「The true sign of intelligence is not knowledge, but imagination.」
=「The true sign of intelligence is not knowledge, the true sign of intelligence is imagination.」となります。
訳すると・・・
「The true sign of intelligence is not knowledge, but imagination.」
=「本当の知性の徴候は知識ではない、しかし想像力。」=「本当の知性の徴候は知識ではない、想像力だ。」となります。
本当の知性とは何か、考えさせられる名言ですね。
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