意味=「暗闇の中を友達と歩くことは、明るい中を一人で歩くことより良いものだ。」
ヘレン・ケラーの名言
「Walking with a friend in the dark is better than walking alone in the light.」-Helen Keller
「ワーキング ウィドゥアフレンド インダダーク イズ ベトゥアダン ワーキングアローン インダライト」
文の構造
「A is better than B」=「AはBより良い。」となります。
A=「walking with a friend in the dark」,B=「walking alone in the light」が入ります。
AもBも、「walking~」という文章で始まり、どちらも「~の中を歩くこと」という意味です。
全体として、AとBの状況の違う「歩くこと」を比較している文章になっています。
「walking with a friend in the dark」とは?
「walking(ワーキング)」=「歩くこと」という意味になります。
上記の構造のAの部分になります。
「walk(ワーク)」=「歩く」という意味の動詞で、「歩行」という意味の名詞でもあります。
発音は、「ウォーク」ではなく、「ワーク」に近いので、言う時は注意が必要です。
ちなみに、「work(ウォーク)」=「働く(動詞)、仕事(名詞)」という意味であり、日本語英語だと「ワーク」と発音します。
日本語英語だと、なぜか「ウォーク」=「歩く」、「ワーク」=「仕事」という意味で、英語の「work」と「walk」の発音が逆になっています。
「walking(ワーキング)」=「歩いていること、歩くこと」という意味の動名詞です。
動名詞とは、動詞に「ing」を付けたことで名詞になったものを言います。
例えば、
「walk(歩く)」→「walking(歩くこと)」、「swim(泳ぐ)」→「swimming(泳ぐこと、水泳)」、「dive(潜る)」→「diving(潜ること、潜水)」というように名詞になります。
よく使うものは、日本語英語でも耳慣れたものになっています、「ウォーキング」「ランニング」「スイミング」「クライミング」も全て動名詞ですね。
「with a friend」=「友達と」という意味になります。
「with(ウィドゥ)」=「~と(共に)、~に加えて」という意味の前置詞です。
日本語英語でも使う「ウィズ」と基本的に同じ意味です。
「walk with(ワークウィドゥ)~」=「~と歩く」という意味になります。
「a(ア)」=「一つの、ある」という意味の不定冠詞で、名詞の前に付きます。
「friend(フレンドゥ)」=「友人、知り合い、味方、仲間」という意味の名詞です。
「a friend(ア フレンドゥ)」=「一人の、ある友達」という意味になります。
「walking with a friend(ワーキングウィドゥアフレンドゥ)」=「友達と歩くこと」という意味になります。
「in the dark(インダダーク)」=「暗闇の中」という意味になります。
「in(イン)」=「~の中に」という意味です。
「in」はかなり色んな用法がありますが、まずは「~の中」というイメージを持っておけば十分です。
「the(ダ)」=「その、あの、例の」という意味の定冠詞です。
「dark(ダーク)」=「暗黒、暗闇、暗い色、夕暮れ、無知」という意味の名詞、「暗い、暗黒な、黒い、謎めいた、邪悪な」という意味の形容詞でもあります。
「the(ダ)」が付くと名詞になるので、
「the dark(ダダーク)」=「暗闇、暗黒」という意味に、
「in the dark(インダダーク)」=「暗闇の中」という意味になります。
「walking with a friend in the dark」=「暗闇の中を友達と歩くこと」となります。
「is better than」とは?
文の構造で書いた「is better than」の部分になります。
「better than (ベトゥアーダン)~」=「~より良い」という意味になります。
「better(ベトゥァー)」=「もっとよく、さらに、むしろ」という意味の副詞で、「もっと良い、より良い」という意味の形容詞、「より良いこと」という意味の名詞、「改善する、にまさる」という意味の動詞、「good」が比較級に変化した形でもあります。
「better(ベトゥアー)」は単体でも非常によく使われる便利な言葉なので、比較級うんぬん関係なく、「より良い、良くなった」という意味でそのまま覚えてしまいましょう。
「than(ダン)」=「~より、~よるむしろ」という意味の接続詞、前置詞です。
「better than (ベトゥアーダン)~」=「~より良い」という意味になります。
比較級を使う文章の時、何かを比べるとき、よくこの「than(ダン)」が出てきます。
「A is better than B」=「AはBよりも良い。」という意味になります。
比較級とは?
ちなみに、比較級とは、「~より~が良い(悪い)」と英語で言いたい時、その時使っている形容詞、副詞、の言葉自体を変化させるルールが英語にはあり、その変化した言葉のことを比較級と呼びます。
例えば、英語では「この青いシャツは、この白いシャツよりも大きい。」と言う時、「大きい」という形容詞自体が変化します。
日本人にはない面倒くさすぎるルールですが、日本語が便利すぎるのかもしれません。
なので、英語だと、「big(ビッグ)」=「大きい」という形容詞が、「bigger(ビガー)」と変化します。
「この青いシャツは、この白いシャツよりも大きい。」=「This blue shirt is bigger than this white shirt.」となります。
しかも、変化の仕方が3パターンあり、語尾に「er」をつけるもの、「er」は付けずに前に「more(モア)」が付くもの、言葉自体がそっくり変わってしまうものがあります。
「big(ビッグ)」は、「big(ビッグ)」→「bigger(ビガー)」ですが、
「good(グッドゥ)」は、「good(グッドゥ)」→「better(ベトゥアー)」とまるごと変化し、
「gooder(グッダー)」とはなりません。
「beautiful(美しい)」→「more beautiful(モアビューティフウ)」と変化し、
これは「more(モア)」が前に付くだけで、「beautiful(ビューティフウ)」自体は変化しません。
「beautiful」のように長めの単語は変化せずに、「more」が前に付くだけです。
この変化の仕方は言葉によって異なりますが、よく使われてくるものは限られてきますし、次第に感覚で分かっていくので、その都度覚えていけば大丈夫です。
「good」→「better」は丸ごと覚えましょう。
「walking alone in the light.」とは?
文の構造のBの部分になります。
「walking alone」=「一人で歩くこと」という意味になります。
「walking(ワーキング)」=「歩いていること、歩くこと」という意味の動名詞です。
「alone(エローン)」=「一人で、一つで、一人きりで」という意味の副詞、形容詞です。
「walking alone(ワーキングエローン)」=「一人で歩くこと」という意味になります。
「in the light」=「光の中、明るい場所の中」という意味になります。
最初の「in the dark」と同じ構造になっています。
「light(ライトゥ)」=「光、日光、昼間、明るい場所」という意味の名詞であり、「火をつける、照らす」という意味の動詞、「明るい、淡い」という意味の形容詞です。
「the light(ダライトゥ)」=「光、明るい場所」という意味に、
「in the light(インダライトゥ)」=「光の中、明るい場所の中」という意味になります。
「walking alone in the light」=「光の中を一人で歩くこと」という意味になります。
つなげて訳すると・・・
「(Walking with a friend in the dark) is better than (walking alone in the light.)」=「(暗闇の中を友達と歩くこと)は、(光の中を一人で歩くこと)より良い。」となります。
ヘレンのこの言葉を胸に、暗闇でも恐れずに生きていきたいものです。
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