「Friends show their love in times of trouble, not in happiness.」-Euripides(エウリピデス)

人間関係
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意味=「友人は君が苦境の時に愛を見せる、幸せな時ではない。」

エウリピデスの名言

「Friends show their love in times of trouble, not in happiness.」-Euripides

「フレンズ ショウゼアラヴ インタイム オブ トゥラブル ノット イン ハピネス」

古代ギリシャ、アテナイの三大悲劇詩人の一人で、作家のエウリピデスの名言です。

代表作は、メーデイア、ヒュポリトス、アルケスティスなどで、新たな演出法を持ち込み、ギリシア悲劇に革命をもたらしました。

神や英雄を主人公にした作品が多い中、一般市民を主人公にし、人間の苦悩や葛藤に焦点を当てた作品を多く書いていたエウリピデス。

二人の妻を持つも二人ともに不貞をされ、女嫌いになったとも言われ、厳しい性格で、人と接することを好まなかったと言われています。

恐らく、普通の人は近づきがたい雰囲気を持っていたんじゃないかと思います。

しかし、作る劇は人間の心理に根差したものが多いというのは、それだけ人間のことが好きで、人間とは何かということを常に追求していた哲学者なんでしょう。

そんなエウリピデスの、友人とは何か考えさせられる名言です。

うわべだけ、良い時だけ友人のように振る舞う人はたくさんいます。

友人は多いと思っている人でも、その中で本当に困っている時に手を差し伸べてくれる人はほんの一握りかもしれません。

自分が気付いていないだけで、むしろ、自分が友人だと思っていなかった人の中に、本当の友人が隠れている可能性すらあります。

友人とは何か、考えさせられます。

「Friends show their love in times of trouble」とは?

「friends show~」=「友人は~を見せる」という意味になります。

「friend(フレンドゥ)」=「友人、知り合い、味方、仲間」という意味の名詞です。

「s」がついて、「friends(フレンズ)」=「友人たち、仲間たち」と複数形になっています。

「show(ショウ)」=「示す、見せる、現れる、表示する、上演する」という意味の動詞で、「示すこと、展覧会、見せ物、興行、番組、映画、徴候」という意味の名詞でもあります。

「friends show~」=「友人は見せる~を」という意味になります。

「their love」=「彼らの愛」という意味になります。

「they(ゼイ)」=「それら、彼ら」という意味の代名詞です。

「their(ゼア)」=「彼らの」という意味の「they」の所有格です。

「love(ラヴ)」=「愛、愛情、好きなもの、思いやり、恋愛、」という意味の名詞であり、「愛する、恋する、好む」という意味の動詞でもあります。

「their love」=「彼らの愛」という意味になります。

「friends show their love」=「友人は愛を見せる」という意味になります。

「in times of~」=「~の時に」という意味になります。

「in time of~」=「~の時に」という意味の熟語になります。

セットで丸ごと覚えてしまいましょう。

本文では、「time」に「s」がついて「in times of~」になっています。

「in(イン)」=「~の中に」という意味になります。

「in(イン)」=「~の中に」という意味の前置詞、「中へ」という意味の副詞、「内部の」という意味の形容詞、「s」がついて「与党、現職者」という意味の名詞でもあります。

「in」はかなり色んな用法がありますが、まずは「~の中」というイメージを持っておけば十分です。

「time(タイム)」=「時間、期日、時代、機会、回数、倍」という意味の名詞、「時間を計る、拍子を合わせる」という意味の動詞、「時の、時限装置の、分割払いの」という意味の形容詞でもあります。

「of(オブ)」=「~の、~に」という意味の前置詞で、「所有・所属」、「距離・分離」「起源」「時刻」「理由・原因」「材料・構成」「分量」「部分」「関係」「作者・行為者」など、実に様々な時に使われます。

日本語の「の」ほどではないですが、かなり多様に使われるので、その都度覚えてしまいましょう。

「in times of~」=「~の時に」という意味になります。

「trouble(トラブル)」=「苦労、問題点」という意味になります。

「trouble(トラブル)」=「心配、苦労、危険、トラブル、もめ事、問題点、病気」という意味の名詞、「乱す、騒がせる、悩ます、骨を折る、心配する」という意味の動詞でもあります。

「in times of trouble」=「苦労の時に、苦境の時に」という意味になります。

ちなみに、「in times of peace」=「平和な時に」という意味になります。

「Friends show their love in times of trouble」=「友人は苦境の時に愛を示す」という意味になります。

ちなみに、

「in time of」と「in times of」は何が違うかというと、厳密にはあまり違いがありません。

しかし、基本的に「time」は一回なのに対して、「times」は複数回なので、

「in time of trouble」=「苦境の時に」という意味なのに対して、

「in times of trouble」=「(何回もの)苦境の時に」となり、

「Friends show their love in times of trouble」=「友人は(何回もの)苦境の時に(いつも)愛を示す」となり、含みが出るので、「times」の方がより深い意味に感じられます。

「not in happiness.」とは?

「not(ナット)」=「~でない」という意味になります。

「not(ナット)」=「~でない、~しない」という意味の副詞になります。

「in(イン)」=「~の中に」という意味になります。

「in(イン)」=「~の中に」という意味の前置詞、「中へ」という意味の副詞、「内部の」という意味の形容詞、「s」がついて「与党、現職者」という意味の名詞でもあります。

「happiness(ハピネス)」=「幸福」という意味になります。

「happiness(ハピネス)」=「幸福、幸運、愉快」という意味の名詞です。

ちなみに、

「happy(ハッピィ)」=「幸せな、幸福な、うれしい、喜んでいる」という意味の形容詞です。

「not in happiness」には、前半の「times of」が省略されていて,

「not in (times of) happiness」=「幸せの時ではない」という意味になります。

訳すると・・・

「Friends show their love in times of trouble, not in happiness.」=「友人は苦境の時に愛を見せる、幸せな時ではない。」となります。

日本語訳よりも、英語のままの方がすっと入ってくる感じがします。

2400年以上前の人の言葉ですが、今なお強く響いてきます。

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