意味=「親愛なる国防総省宇宙軍へ、LAエンゼルスの17番を調べられる?ただ見てもらえればいい。ありがとう。」
クリス・バシットの名言
「Dear @SpaceForceDoD … can we look into #17 for the LA Angels? Just check it out. Thanks.」-Chris Bassitt
「ディア@SpaceForceDoD・・・キャンウィルック イントゥナンバーセヴンティーン フォーダロスエンジェルス エンジェルス?ジャストゥ チェキラウトゥ。テンクス。」
アメリカのメジャーリーグのオークランド・アスレチックスの投手、クリス・バシット選手が、ピッチャーとバッターで活躍する大谷翔平選手に対してコメントした面白い言葉です。
クリス・バシット選手は、ホワイトソックスの下位リーグでキャリアを始めますが、メジャーに昇格し、今はアスレチックスでプレーしていて、2020年には防御率2.29と先発投手として活躍し、オールスターにも選ばれた投手です。
2016年にトミージョン手術を受け、翌年は休場しましたが、2019年から頭角を現し、今年も目覚ましい活躍をしています。
27日の対戦では、大谷を三打席0安打に抑えますが、大谷がタイムを求めているのに気づかないバシット選手に、大谷が手を振って教え、バシット選手が笑う、という珍しい光景も話題になりました。
そんなクリス選手の、大谷の活躍を評価したユーモラスな言葉です。
2021年5月22日のエンゼルスVSアスレチックス戦に登板し、大谷に二塁打と三塁打を打たれたクリス・バシットが、試合後にツイッターでつぶやいた言葉です。
@SpaceForceDoDというのは、本当に存在しているアメリカの宇宙軍のアカウントで、そのアカウントに大谷の調査を依頼する、という面白い言葉になっています。
ピッチャーでもバッターで大活躍する大谷はきっと地球人じゃない、と言っている、なんとも粋な褒め方ですね。
そのツイートの下に、「I’m not saying It was the aliens…But It was the aliens」と字幕が入った動画も添えられています。
その後も大谷と対戦したクリス選手は、「大谷は素晴らしい選手で、MVPの先頭に立っている。人々は彼を見て彼の良さを認識するけど、野球の観点から見ると、一般の人には分からない。(野球選手から見るともっとすごい)」などと賛辞も送っています。
大谷の活躍は目を見張るものがありますが、そんな大谷に対しての周りの反応も面白いですね。
文の構造
「Dear A, can we look into B ? Just C. Thanks.」=「親愛なるAへ、Bを調べてくれないか? ただCしてくれ。ありがとう。」
「A」=「@SpaceForceDoD」
「B」=「#17 for the LA Angels」
「C」=「check it out.」が入ります。
「Dear @SpaceForceDoD」とは?
「dear~」=「親愛なる~」という意味になります
「dear(ディアー)」=「親愛な、かわいい、貴重な、高価な、高く物を売る、親愛なる・拝啓」という意味の形容詞、「愛するもの・人、ねえ、あなた・君、いい子」という意味の名詞、「高価に、心から」という意味の副詞、「おやまあ、全く」という意味の間投詞です。
「@SpaceForceDoD」=「@国防総省宇宙軍」という意味になります。
「SpaceForceDoD」というのは、アメリカ国立宇宙軍「United States Space Force」がツイッターで使っているアカウント名になります。
アメリカ国立宇宙軍とは、宇宙空間を偵察・監視したり、技術の宇宙運用、宇宙空間からの防衛などを司る、2019年に創設されたアメリカ軍の一部門になります。
Twitterでは、誰かに向けてメッセージを送る時に、@の後に相手の名前を入れると、その人向けのメッセージになるので、アカウント名の前に@をつけています。
「space(スペイス)」=「宇宙の」という意味の形容詞、「空間、空いた所、スペース、間隔、宇宙、大気圏外、区域、場所、余白、紙面、距離、間、しばらく、自由な空間、行間、座席」という意味の名詞、「間隔を空ける・保たせる」という意味の動詞です。
「force(フォース)」=「力(エネルギー、勢い、勢力、暴力、風力、気力、説得力、圧力、武力、支配力、効力)、部隊、警察、軍隊、集団、たくましさ、真意」という意味の名詞、「強制・強行する、しいて~させる、強奪する、暴力を振るう、暴行する、こじつける、無理に笑う、切り札を捨てる、促成栽培する、押しだす、封殺する」という意味の動詞です。
「space force」=「宇宙の部隊」という意味になります。
ちなみに、
「DoD」とは「department of defense」の省略になります。、
「department(ディパートゥメントゥ)」=「部、課、部門、売り場、コーナー、省、局、軍管区、専門、学部・学科、領域、得意分野、県(フランスの)」という意味の名詞です。
「of(オブ)」=「~の、~に」という意味の前置詞で、「所有・所属」、「距離・分離」「起源」「時刻」「理由・原因」「材料・構成」「分量」「部分」「関係」「作者・行為者」など、実に様々な時に使われます。
「defense(ディフェンス)」=「防衛、防御、守備、守備側、抵抗力、防衛手段、要塞、塹壕、弁護、答弁、被告側、弁明」という意味の名詞です。
「department of defense」=「国防総省」という意味の名詞です。
「SpaceForceDoD」=「国防総省宇宙軍」という意味になります。
「dear@SpaceForceDoD」=「親愛なる国防総省宇宙軍へ」という意味になります。
「can we look into #17 for the LA Angels?」とは?
「can we look into~?」=「私たちは~を調べることが出来る?」という意味になります。
「can(キャン)」=「出来る、してもいい、可能である」という意味の助動詞です。
「we(ウィー)」=「私たちは、我々は」という意味の代名詞です。
「can we~?」=「私たち(私も含んだあなた)は~出来る?」という意味になります。
「私たち」と言っていますが、相手にお願いしているので注意です。
「can you~?」でも大丈夫ですが、「can you~?」はダイレクトに相手に投げかけているのに対して、
「can we~?」の方が自分も含んでいるので、やわらかいニュアンスになります。
相手と同じ立場、またそのように感じているような時に使える言葉です。
「look(ルック)」=「見る、眺める、~に見える、~に面する、調べる、探す、期待する、表情で示す」という意味の動詞、「見ること、一べつ、顔立ち、顔色、目つき、様子、外観、型、模様、調査」という意味の名詞です。
「into(イントゥ)」=「~の中へ(に)」という意味の前置詞で、「変化」や「時間」などの用途で、様々な動詞と一緒に使われます。
「look into~」=「~をのぞき込む、~の中を見る、よく見る、調べる、立ち寄る」という意味に熟語になります。
「can we look into~」=「私たちは調べることが出来る?」という意味になります。
「#17for the LA Angels」=「LAエンゼルスの17番」という意味になります。
「#」=「number」という意味の記号です。
「number(ナンバー)」=「数、数字、番号、総数、ナンバー、号、連中、仲間、算数、多数、人・物、商品、音律・詩」という意味の名詞、「番号を付ける、数える、入れる、総計~になる、~の数を定める、含める」という意味の動詞です。
「#17」=「17番」という意味になります。
「for(フォー)」=「~に向けて、~にとって、~に関して、~に対して、~のために、~として、~あての(人) 、~の理由で・せいで、~の割に、~の間」という意味の前置詞です。
今回は「~に関して、~に対して」という意味で使われています。
「the(ダ)」=「その、あの、例の」という意味の定冠詞(定まったものにつく)で、「それだけ、ますます」という意味の副詞です。「LA」は「Los Angels (ロサンゼルス)」という地名の略称になります。
「Angels(エンゼルス)」は大谷が所属するチーム名ですね。
地名と一緒にチーム名を言うのが正式名称になります。
例えば、「NY Yankees(ニューヨークヤンキース)」、「Boston Red Sox(ボストンレッドソックス)」、「Chicago Cabs(シカゴカブス)」などです。
「the LA Angels」=「そのLAエンゼルス」という意味になります。
「for the LA Angels」=「そのLAエンゼルスに対して」という意味になります。
「#17 for the LA Angels」=「そのLAエンゼルスに対しての17番」=「そのLAエンゼルスの17番」という意味になります。
「can we look into #17 for the LA Angels」=「私たちはそのLAエンゼルスの17番を調べられる?」という意味になります。
「Just check it out. Thanks」とは?
「just check it out」=「ただ見て判断してくれ」という意味になります。」
「just(ジャスト)」=「ちょうど、ようやく、やっと、たった今、ただ、~だけ」という意味の副詞、「正しい、当然の、正当な、正確な、ちょうどの」という意味の形容詞です。
「check(チェック)」=「検査する、調べる、確かめる、チェックする、注目する、一致する、抑える、預ける、阻止する、停止する、批判する、王手する」という意味の動詞、「検査、試験、抑制、阻止、勘定、一致、小切手、伝票、王手、チェック柄、チェック印」という意味の名詞、「チェック柄の」という意味の形容詞、「わかった、よし」という意味の間投詞です。
「out(アウト)」=「外へ、外に、仕事を休んで、離れて、はずれて、すたれて、破れて、アウトになって、徹底的に、期限切れで、公になって、はっきりと、品切れで」という意味の副詞、「~を通って外へ」という意味の前置詞、「外の、離れた、並外れた、使っていない」という意味の形容詞、「使われなくなったもの、地位を失った人、野党、言い訳」という意味の名詞、「火を消す、追い出す、現れる」という意味の動詞です。
「check out」=「ホテルを出る、チェックアウトする、レジで精算する、代金を払って出る、正しいと分かる、見て判断する、退出する、調べる、一致する、受け取る、死ぬ」という意味の動詞、「チェックアウト、勘定、検査、点検」という意味の名詞です。
主語がないので、命令形になっています。
「it(イットゥ)」=「それ、それは、それに、それを、それが」という意味の代名詞です。
「check it out」=「それを見て判断する、試してみる・見てみる」という意味になり、「check out」だけよりも少しニュアンスが変わります。
「check it out」は会話中にもよく使われる言葉で、「見て判断する」以外にも、「やってみる」というニュアンスがあります。
ラッパーの人達がよく使う言葉でもあります。
また、
「check this out」、「check me out」などと、挟むものを変えることも出来ます。
「just check it out」=「ただ見て判断してくれ」という意味になります。
「Thanks」=「ありがとう」という意味の名詞です。
「Thank(テンク)」=「感謝、感謝の気持ち、お礼、ありがとう」という意味の名詞、「感謝する、礼を言う、~してもらいたい、~の責任である、お願いする」という意味の動詞、です。
「thank you」はお馴染みの「ありがとうございます」ですが、「thanks」と言うことも出来ます。
「Thanks(テンクス)」=「ありがとう」という意味ですが、ラフな表現なので、面識がない人や気を使わなければならない相手には、「Thank You.」と言った方が無難です。
全てつなげて訳すると・・・
「Dear@SpaceForceDoD can we look into #17 for the LA Angels? Just check it out. Thanks」
=「親愛なる国防総省宇宙軍へ、私たちはそのLAエンゼルスの17番を調べられる?ただ見て判断してくれ。ありがとう。」という意味になります。
ぜひ、声に出して読んでみましょう。
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