「Fashion is architecture, It is a matter of proportions」-Coco Chanel(ココ・シャネル)

探究心
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意味=「ファッションは建築です。それは比率の問題です。」

ココ・シャネルの英語の名言

「Fashion is architecture, It is a matter of proportions.」-Coco Chanel

「フェッション イズアーケテクチャー、イティイズアメター オブプレポーションズ。」

言わずと知れた世界的なブランド、シャネルを一代で興した女性デザイナー、ココ・シャネルの名言です。

幼い時は孤児院で育ったココ・シャネルは、裁縫を学んだ後、キャバレーで働きながら仕立て屋で働きます。

その後パリで小さな帽子屋を開き、徐々に人気を集めて店を大きくしながら、世界的なファッションブランド、シャネルを築き上げました。

今まで男性のものとされていたファッションを女性用に取り入れ、柔らかい素材を使った婦人服や、女性のパンツスタイルを確立し、女性をコルセットから解放することで、女性の自立を大きく促したとされています。

今まで香りが長続きせず高価でもあった香水を、深い香りで安価で提供できるものを開発したり、ショルダーバッグやコスチュームジュエリーを世に送り出したり、現代でも使われているファッションの礎を築いたとも言えます。

そんなココ・シャネルの、ファッションに関する英語の名言です。

1971年にシャネルは亡くなりますが、同じ年にフランスのジャーナリスト、マルセル・ヘードリックによって出版された本、「Coco Chanel: Secrète(ココシャネル:秘密)」という本に掲載された、シャネルの言葉の一つです。

原文は、「La mode c’est de l’architecture、c’est une question de proportions.」というフランス語であり、後に英語に翻訳され、上記の言葉になっています。

「quoteinvestigator.com」を参照させてもらいました。

シャネルは、今までのたくさんの装飾が主流だったドレスを、装飾の数を絞り、機能的かつシンプルなドレスに落とし込みました。

シャネルのデザインは、時にダイナミックで現代的、実用的かつシンプルであり、デザイナーの人から見ると、まさに建築物と同じアプローチで作成しているそうです。

その人の体形に合わせて正確に寸法を測り、ラインを重視して緻密に計算して服を作ることや、それを実現する洋裁の技術がいかに大事か、ということをシャネルは念頭に置いてデザインしていたそうです。

その緻密かつ、モダンで機能的なデザインは、まさにビルなどの現代建築にも通じるものがあると思います。

確かに、同じ服でも、サイズ一つ変わっただけで、見え方が全然違ってしまうこともあります。

服における比率の大事さ、というものをシャネルは誰よりも知っていたのだろうと思います。

文の構造

「 A is B , It is C.」=「AはBだ、それはCだ。」

「A」=「fashion」

「B」=「architecture」

「C」=「a matter of proportions」が入ります。

この文のポイント

・「architecture」の意味

・「It is a matter of ~」というフレーズの意味

「fashion is architecture」 とは?

「fashion is~」=「ファッションは~」という意味になります。

「fashion(フェッション)」=「ファッション、服飾、流行、流儀、方法、型、~風・流に、上流社会、売れっ子」という意味の名詞、「形作る、影響を与える、細工して作る、適合させる」という意味の動詞です。

日本語でも「ファッション」と言いますね。

「is(イズ)」=「~は」という意味の動詞、be動詞です。

「fashion is~」=「ファッションは~」という意味になります。

「architecture」=「建築」という意味になります。

「architecture(アーケテクチャー)」=「建築、建築学・術、建造物、建築様式、構造、構成、アーキテクチャ」という意味の名詞です。

ちなみに、

「architect(アーケテクト)」=「建築家、建築技師、設計者、創造者、製作者」という意味の名詞、「設計する」という意味の動詞です。

「fashion isarchitecture」=「ファッションは建築だ」という意味になります。

「It is a matter of proportions」とは?

「It is~」=「それは~」という意味になります。

「It’s」=「It is」の省略になります。

「it(イットゥ)」=「それ、それは、それに、それを、それが」という意味の代名詞です。

「is(イズ)」=「~は」という意味の動詞、be動詞です。

「It is~」=「それは~」という意味になります。

「a matter of proportions」=「ある比率たちの問題」という意味になります。

「a」=「一つの、ある」という意味の不定冠詞(定まっていないものにつく)で、名詞の前に付きます。

「matter(メター)」=「問題、物質、本質、材料、事件、原因」という意味の名詞です。

「a matter」=「ある問題」という意味になります。

「of(オブ)」=「~の、~に、~を、~から」という意味の前置詞で、「所有・所属」、「距離・分離」「起源」「時刻」「理由・原因」「材料・構成」「分量」「部分」「関係」「作者・行為者」など、実に様々な時に使われます。

日本語の「の」ほどではないですが、多様に使われるので、とりあえずは「~の」という意味で覚えておきましょう。

「propotion(プレポーション)」=「比率、割合、比例、釣り合い、調和、均整、分け前、部分、大きさ、面積・容積」という意味の名詞、「釣り合わせる、比例させる、割り当てる、調和させる」という意味の動詞です。

「proportions」=「比率たち」と「s」がついて複数形になっています。

一つの服でも、実にたくさんの比率が使われています。

「a matter of proportions」=「ある比率たちの問題」という意味になります。

「It is a matter of proportions」=「それは、ある比率たちの問題だ」という意味になります。

It is a matter of ~」=「それは~の問題だ」というフレーズは、色々他にも使えます。

例えば、

「It is a matter of taste.」=「それは好みの問題だ。」

「It is (only/just) a matter of taste.」=「それは時間の問題だ。」などと使えます。

訳すると・・・

「Fashion isarchitecture, It is a matter of proportions.」

=「ファッションは建築だ、それは、ある比率たちの問題だ。」という意味になります。

=「ファッションは建築だ、それは比率の問題だ。」という意味になります。

ぜひ、シャネルになったつもりで声に出して読んでみて下さい。

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