意味=「私の許可なしに、誰も私を傷つけることは出来ない.」
マハトマ・ガンディーの名言
「Nobody can hurt me without my permission.」-Mahatma Gandhi
「ノウバディーケンハートミーウィダウトゥマイパーミッション」
インド出身の弁護士であり政治指導者、ガンジーの名言です。
非暴力を貫き、インドを独立に導いた宗教家です。
ガンジーは禁欲をしながら、非暴力によるメッセージで大国を動かしてきました。
暗殺されてしまいましたが、体に銃弾を撃ち込まれて倒れる前に、自らの額に手を当てたと言います。
それはイスラム教の動作で、「あなたを許す」という意味が込められている動作だそうです。
暴力によって自らの命を奪おうとしている人間すら「許す」という、非暴力を死ぬ寸前まで貫いたガンジー。
小学校時代は素行も悪く、学校の成績も良くなかったようですが、18歳でイギリスに移り住むと法律の学校に通い、弁護士になりました。
その後、自身が受けた強烈な差別に立ち上がり、死ぬまで世界を巻き込みながらパワフルに生き抜きました。
そんなガンジーの、強い気持ちの名言です。
この世には、心無く他人を傷つけようとする人がいますが、ガンジーは、自分の許可がなければ、自分を傷つけることは出来ないと言っています。
ガンジーが不服従の行動を行っている時に、殴られたガンジーが、この言葉を言ったとされています。
体を傷つけることは出来ても、自分の信念や心は何も変わらない、それを壊すことが出来るのは唯一自分だけである、そんなことで自分を従わせることは出来ない、という実に主体的で、強い名言です。
何かを言われた、された、それが例え暴力であっても、自分は間違っていないという強い信念があれば、傷つくことなど何もない、他人にコントロールされるなと言わんばかりです。
決して鈍感になれと言っている訳ではなく、自分の内面を見つめ、主体的に生きるんだ、と教えてくれる言葉です。
短い文章ですが、ガンディーの強いメッセージを感じてみて下さい。
文の構造
「A can B me without C.」=「AはCなしに私をBすることが出来る。 」
「A」=「Nobody」
「B」=「hurt」
「C」=「my permission」が入ります。
「Nobody」が入ることによって、文全体では、「~出来ない」という逆の意味になるので注意です。
「Nobody can hurt me」とは?
「nobody(ノウバディ)」=「誰も~ない」という意味になります。
「nobody(ノウバディ)」=「誰も~ない」という意味の代名詞、「つまらない人、無名の人」という意味の名詞です。
「nobody」が主語になるときは、「誰も~ない」という意味の代名詞で使われます。
「can(ケン)」=「出来る」という意味になります。
「can(ケン)」=「出来る、してもいい、可能である」という意味の助動詞です。
「hurt(ハート)」=「傷つける」という意味になります。
「hurt(ハート)」=「傷つける、怪我をさせる、痛む、(感情などを)害する」という意味の動詞、「傷、怪我、損傷、損害」という意味の名詞です。
動詞として使われています。
「Nobody can hurt 」=「誰も傷つけることは出来ない」という意味になります。
「me(ミー)」=「私を」という意味になります。
「me(ミー)」=「私を、私に」という意味の「I」の目的格になります。
「Nobody can hurt me」=「誰も私を傷つけることは出来ない」という意味になります。
「without my permission」とは?
「without~」=「~なしに」という意味になります。
「without(ウィダウト)」=「~なしに、~せずに、~がなければ」という意味の前置詞、「外部に(は)、戸外に」という意味の副詞、「外部、外側」という意味の名詞です。
「without~」=「~なしに」という意味の前置詞としてよく使われる単語です。
「my permission」=「私の許可」という意味になります。
「my(マイ)」=「私の」という意味の「I」の所有格です。
「permission(パーミッション)」=「許可、免許、許容」という意味の名詞です。
「my permission」=「私の許可」という意味になります。
「without my permission」=「私の許可なしに」という意味になります。
「Nobody can hurt me without my permission.」=「誰も私を傷つけることは出来ない、私の許可なしに」という意味になります。
訳すると・・・
「Nobody can hurt me without my permission.」
=「誰も私を傷つけることは出来ない、私の許可なしに。」
=「私の許可なしに、誰も私を傷つけることは出来ない」となります。
ぜひ口に出して言ってみましょう。
Nobody can hurt you without your permission!
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