意味=「もし、君が6歳の子にそれを説明出来ないなら、君自身それを理解出来ていない。」
アルバート・アインシュタインの名言
「If you can’t explain it to a six year old, you don’t understand it yourself」-Albert Einstein
「イフユウケントゥ イクスプレイニット トゥエスィックス イアーオールドゥ、ユウドントゥ アンダーステンディットゥユアセルフ。」
現代の宇宙学研究の礎とも呼べる(特殊)相対性理論を導き、ノーベル物理学賞も受賞した世界的な物理学者、アルバート・アインシュタインの名言です。
光の速度が一定であることや、重力によって光が曲がったり時間が遅れたり、その内容は多くの映画などにも引用され、未知の宇宙への興味を一般人にももたらしてくれました。
その研究は原子爆弾の研究にも利用され、人格者としても知られるアインシュタインは、広島・長崎で起きたことに胸を痛めていたと言います。
天才と言われる彼ですが、ユニークな考え方の持ち主で、ウィットに富んだ名言もたくさん残しています。
そんなアインシュタインの、物事の理解に関する名言です。
分かっていることを他人にいざ説明しようとすると、もごもごしてしまい、うまく言葉にならなかったりした経験は誰しもあるかもしれません。
アインシュタインは、小さい子に説明できなければ、そもそも理解出来ていない、と言っています。
実際に6歳の子に説明するのは至難の業だとは思いますが、6歳の子でなくても、誰かに何かを説明する時には自分の理解度がかなり試されます。
分かっていると思い込まずに、自分を疑って探求しろ、と言われているかのような名言です。
「If you can’t explain it」とは?
「If~」=「もし〜なら」という意味になります。
「If(イフ)」=「もし〜なら・でも、仮に、万が一、~ならば」という意味の接続詞、「仮定」という意味の名詞です。
今回は、「If」=「もし〜なら」と訳しています。
「you can’t~」=「あなたは~出来ない」という意味になります。
「you(ユウ)」=「あなたは、あなたが、あなたを、あなたに」という意味の代名詞です。
「can’t(ケント)」=「can not(ケンナット)」の略になります。
「can(キャン)」=「出来る、可能である」という意味の助動詞です。
「not(ナット)」=「~でない、~しない」という意味の副詞になります。
「you can not~」=「あなたは~出来ない」という意味になります。
「explain it」=「それを説明する」という意味になります。
「explain(イクスプレイン)」=「説明する、弁明する、解釈する」という意味の動詞です。
「it(イットゥ)」=「それ」という意味の代名詞です。
「you can not explain it」=「あなたはそれを説明出来ない」という意味になります。
「If」をつけて、
「If you can not explain it」=「もし、あなたはそれを説明出来ないなら」という意味になります。
「to a six year old」とは?
「to~」=「~に」という意味になります。
「to(トゥー)」=「~に、~へ、~のために」という意味の前置詞で、「平常の状態に(戻って)、閉まって、前方に、活動を始めて」という意味の副詞でもあります。
「to~」=「~に」という意味になります。
「a six year old」=「ある6歳の(子)」という意味になります。
「a」=「一つの、ある」という意味の不定冠詞で、名詞の前に付きます。
「six(スィックス)」=「6の、6歳の、6時の、6人の」という意味の形容詞、「6、6歳、6時、6人」という意味の名詞になります。
数字の「6」ですね。
「year(イアー)」=「年、歳、年度、太陽年、時代」という意味の名詞です。
「old(オールド)」=「昔、~歳の人(動物)」という意味の名詞、「年を取った、~歳の、古い、古い物、時代遅れの、なつかしい」という意味の形容詞です。
「a six year old~」=「ある6歳の~」という意味の形容詞になります。
「~」には、「boy(男の子)」や「girl(女の子)」、「child(子供)」が省略されています。
通常の「six years old」=「6歳」とは違う使い方なので、注意です。
「to a six year old~」=「ある6歳の(子)に」という意味になります。
以下で、なぜ「six years old」ではなく、「a six year old」になっているのか、説明したいと思います。
「a year old~」と「years old」の違いとは?
通常は、「year」に「s」がついて「years」=「年たち」と複数形になり、「old」がくっついて、
「~years old」=「~歳」という意味になります。
「How old is he?」と聞かれたら、「He is six years old.」と答えるのが通常です。
しかし、今回は「a year old」となっています。
これは、特殊な使い方で、「a year old」自体が大きな形容詞になっているからで、その後に、「boy」や「girl」、「child」などの名詞が来ます。
例えば、
「He is a six year old boy.」=「彼はある6歳の男の子です。」という意味になります。
もし、本文が「to six years old」になると、「6歳に」と単に年齢のことを言っているだけになり、意味が分からなくなってしまいます。
日本語だと、「6歳に」というのと、「6歳の子に」というような違いになります。
普通は「years old」を使う方が多いと思うので、使う機会は少ないかもしれませんが、頭に入れておきましょう。
「you don’t understand it yourself」とは?
「you don’t~」=「あなたは~しない」という意味になります。
「don’t 」=「do not」の省略形になります。
「do(ダズ)」=「する、やる」という意味の動詞です。
「you do not~」=「あなたは~しない」という意味になります。
「understand it」=「それを理解する」という意味になります。
「understand(アンダーステンドゥ)」=「理解する・している、よく知っている、分かる、通じている、思う、もちろんであると思う、聞いて知っている、~の意味に理解する、心の中で補う、省略する」という意味の動詞です。
会話中にも聞いたことがある比較的なじみのある単語かもしれません。
「Do you understand ?」=「あなたは理解しましたか?」などと、確認で使うことが出来ます。
「Yes, I understand.」と答えると丁寧ですが、「Understood.」=「理解しました。」だけでも答えることが出来ます。
「understand it」=「それを理解する」という意味になります。
「yourself」=「あなた自身」という意味になります。
「your(ユア)」=「あなたの~」という意味の所有格です。
「self(セルフ)」=「自己、自動」という意味の接頭辞です。
「yourself(ユアセルフ)」=「あなた自身」という意味の代名詞になります。
他にも、「myself」「himself」「herself」「themselves」「itself」があります。
「you do not understand it」=「あなたはそれを理解していない」という意味になります。
「yourself」をつけて、
「you do not understand it yourself」=「あなたはあなた自身それを理解していない」という意味になります。
全部つなげて訳すると・・・
「If you can not explain it to a six year old, you do not understand it yourself.」
=「もし、あなたはそれを説明出来ないなら、ある6歳の(子)に、あなたはあなた自身それを理解していない。」
=「もし、あなたはある6歳の子にそれを説明出来ないなら、あなたはあなた自身それを理解していない。」という意味になります。
アインシュタインのいう様に何事も理解を深めていきたいです。
ぜひ、声に出して読んでみて下さい。
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