「I am a slow walker, but I never walk back. 」-Abraham Lincoln(エイブラハム・リンカーン)

負けない気持ち
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意味=「私は遅い歩行者だ、しかし決して後ろへは歩かない.」

エイブラハム・リンカーンの名言

「I am a slow walker, but I never walk back. 」-Abraham Lincoln

「アイ エム エ スロウワーカー、バット アイネヴァー ワークバック。」

アメリカ合衆国第16代大統領であり、「奴隷解放の父」と呼ばれるエイブラハム・リンカーンの言葉です。

農家の家に生まれたリンカーンは、一般的教育をほとんど受けていないにも関わらず、独学で弁護士になり、州議院や下院・上院議員を経て、51歳でアメリカ合衆国大統領に就任します。

幼いころから奴隷制度を目の当たりにしてきたリンカーンは、就任前から奴隷制度を撤廃する働きを進めてきました。

そんなリンカーンに反対するアメリカ南部の州が連合を組み、政府と対立したことで南北戦争がはじまり、リンカーンはその最中に奴隷解放宣言を行い、それがきっかけで全米に奴隷解放運動が広がりました。

54歳の若さで暗殺されてしまいますが、歴代の大統領の中でも、歴史的な転換点を作った偉大な人物として称えられています。

そんなリンカーンの前向きな名言です。

足取りはゆっくりでも、着実に自分の目標に向かって進んでいく、という行動の重要性を教えてくれる名言です。

物事が早く進まずにやきもきしている時、何か逆風にさらされている時などに思い出したい言葉です。

文の構造

「I am A, but I never B. 」=「私はAだ、しかし、私は決してBしない。」

「A」=「a slow walker」

「B」=「walk back」が入ります。

「I am a slow walker」とは?

「I am~」=「私は~である」という意味になります。

「I(アイ)」=「私(は、が)」という意味の代名詞であり、「私、自我、我」という意味の名詞でもあります。

「am(エム)」=「~は」という意味のbe動詞です。

自分に関して使う時は「am(アム)」、目の前の相手に使う時か複数の時は「are(アー)」、その他が「is(イズ)」になります。

自分の名前を言う時にも使う基本的な文章です。

ややこしい感じですが、決してそんなことはありません。

「I am(アイ アム)~」=「私は~である」という意味になります。

「a slow walker」=「ある、一人の遅い歩行者」という意味になります。

「a(ァ)」=「一つの、ある」という意味の不定冠詞です。

「slow(スロウ)」=「遅い、のろい、鈍い、活気のない、退屈な」という意味の形容詞、「遅く、のろのろ」という意味の副詞、「遅くする、なる」という意味の動詞です。

walk(ワーク)=「歩く、散歩する、振る舞う、連れて歩く、歩かせる」という意味の動詞で、「歩くこと、歩行、散歩、遠足、歩き方、歩道、歩行距離」という意味の名詞でもあります。

「walker(ワーカー)」=「歩行者、散歩する人、歩行器」という意味の名詞です。

「slow walker」=「遅い歩行者」という意味になります。

「a slow walker」=「ある、一人の遅い歩行者」という意味になります。

「I am a slow walker」=「私は、ある遅い歩行者だ。」という意味になります。

「walk」に「er」がついて「walker」になっていますが、この「er」がつく法則は非常に便利です。

「er」をつけると名詞を作れる

「er」=「~する人・物、関係する人・物・行為」という意味の接尾辞で、動詞に「er」をつけると、名詞を作ることが出来ます。

比較級の「er」ではないことと、「er」をつけると文字が増えるものもあるので注意です。

「win」のように、「短母音+子音」で出来ているものは、直前の文字をもう一つ繰り返すルールがあります。

「er」は非常に便利な言葉で、例えば、

「run(走る)」→「runner(走る人・物)」(nが二つ)

「swim(泳ぐ)」→「swimmer(泳ぐ人・物)」(mが二つ)

「walk(歩く)」→「walker(歩く人・物)」(erをつけただけ)などと名詞を作れます。

文字が増える不規則な変化は、その都度覚えていけばいいですし、覚えなくても、しゃべっている中では特に分からないので、大丈夫です。

もうすでに耳慣れた言葉も多く、

「user」=「ユーザー、利用者」=「use(使う)」+「er」(eは一つなくなる)

「hanger」=「ハンガー、つるすもの」=「hang(つるす)」+「er」

「shaker」=「シャイカー」=「shake(振る)」+「er」(eは一つなくなる)

など、探すと結構あります。

ちなみに、「ムードメイカー」は「make」+「er」を使っていますが、和製英語なので注意です。

「but I never walk back. 」とは?

「but」=「しかし」という意味になります。

「but(バット)」=「しかし、けれども」という意味ですが、接続詞、前置詞、副詞、関係代名詞など、様々な用法があります。

「しかし、けれども」という意味をとりあえず覚えておいて、後はその都度知っていけば大丈夫です。

「I never~」=「私は決して~ない」という意味になります。

「never(ネヴァー)」=「決して~ない、かつて~ない、少しも~ない」という意味の副詞です。

「never」がつくと、打消しの意味になると覚えておきましょう。

walk=「歩く」という意味になります。

walk(ワーク)=歩く、散歩する、振る舞う、連れて歩く、歩かせる」という意味の動詞で、「歩くこと、歩行、散歩、遠足、歩き方、歩道、歩行距離」という意味の名詞でもあります。

和製英語でもお馴染みの「ウォーク」ですが、発音は「ウォーク」ではなく、「ワーク」に近いので、言う時は注意が必要です。

ちなみに、「work(ウォーク)=「働く(動詞)、仕事(名詞)」という意味であり、日本語英語だと「ワーク」と発音します。

日本語英語だと、なぜか「ウォーク」=「歩く」、「ワーク」=「仕事」という意味で、英語の「work」と「walk」の発音が逆になっています。

「I never walk」=「私は決して歩かない」という意味になります。

「back」=「後ろへ」という意味になります。

「back(バック)」=「後ろへ、後に、引き返して、逆らって、さかのぼって」という意味の副詞、「背中、後ろ、奥、背景」という意味の名詞、「奥の、裏の、後ろの」という意味の形容詞、「後退する、背を付ける、援助する」という意味の動詞です。

「I never walk back」=「私は決して後ろへ歩かない」という意味になります。

ちなみに、「walk back」=「歩いて引き返す、逆探知する、意見を覆す」という意味がありますが、特に知っていなくても、本文は理解できます。

訳すると・・・

「I am a slow walker, but I never walk back. 」

=「私はある遅い歩行者だ、しかし、私は決して後ろへ歩かない。」という意味になります。

リンカーンが言うように、ゆっくりでも着実に進んでいける人間になりたいです。

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