「The meaning of life is that nobody knows the meaning of life.」-Woody Allen(ウッディ・アレン)

人生観
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意味=「人生の意味は、人生の意味を誰も知らないということだ。」

ウッディ・アレンの名言

「The meaning of life is that nobody knows the meaning of life.」-Woody Allen

「ダミーニングオブライフ イズダットゥ ノウバディノウズ ダミーニングオブライフ。」

アメリカの脚本家、映画監督、小説家、俳優、コメディアンであり、アカデミー賞の監督賞、脚本賞を受賞したこともある、ウッディ・アレンの名言です。

代表的な映画は、「アニーホール」や「カイロの紫のバラ」、「ミッドナイト・イン・パリ」などです。

ユダヤ系アメリカ人として生まれたウッディ・アレンは、ナチスから逃れてきた親類も含め、女性が多い家庭で育ち、家庭内の疎外感から、幼いころから漫画や映画、音楽などに傾倒していきます。

マジックにも興味をもち、16歳の頃にマジシャンとして舞台に立ったことがきっかけで、コメディに目覚め、新聞などにハガキ職人としてギャグを投稿するようになり、人気を博します。

大学に進学するもさぼってばかりで、ニューヨーク大学からニューヨーク市立大学に進学しなおすも、ともに中退し、放送作家として活動を始め、頭角を現していきます。

コメディアンとしても舞台に立ち、その後映画に脚本や出演、監督など幅広く関わるようになり、名作を世に送り出していきます。

自らのアカデミー賞授賞式には出席せずに、いつも通り自分のバンドでクラリネットを拭いていたり、ハリウッドにあまり関心がありませんが、大作映画にないような大胆なストーリー展開や、コミカルかつ世間への皮肉的な描き方など、その作風は高く評価され、有名俳優からのオファーが絶えない監督でもあります。

そんなウッディ・アレンの、人生に関する名言です。

1976年にローリングストーン誌に語ったインタビューの一節です。

アレンは、誰も知らないということが、我々全員が、楽しい時間を過ごすための奪う事の出来ない権利を持っている、という感覚を投げかけてくる、とも言っています。

人は、何かにつけ意味を持たなければいけない、と悩むことがありますが、誰も知らない、と言いきってしまうのは気持ちが良いですね。

常識にとらわれない、ウッディ・アレンらしい言葉ですね。

意味などどうでもいい、とでも言わんばかりの言葉です。

文の構造

「A is that B.」=「AはBということだ。」 

「A」=「The meaning of life」

「B」=「nobody knows the meaning of life」が入ります。

この文のポイント

・「that」が二つの文をつないでいる事

・「nobody」の意味

「The meaning of life is that ~」とは?

「the meaning of life」=「人生のその意味」という意味になります。

「the(ダ)」=「その、あの、例の」という意味の定冠詞(定まったものにつく)で、「それだけ、ますます」という意味の副詞です。

「meaning(ミーニング)」=「意味、意義、意図、重要、目的、重要性」という意味の名詞、「意味深長な、~の意図を持った」という意味の形容詞です。

「mean(ミーン)」=「意味する」という意味の動詞の名詞バージョンですね。

「the meaning」=「その意味」という意味になります。

「of(オブ)」=「~の、~に」という意味の前置詞で、「所有・所属」、「距離・分離」「起源」「時刻」「理由・原因」「材料・構成」「分量」「部分」「関係」「作者・行為者」など、実に様々な時に使われます。

日本語の「の」ほどではないですが、多様に使われるので、とりあえずは「~の」という意味で覚えておきましょう。

「Life(ライフ)」=「人生、生活、生き方、命、生き物」という意味の名詞です。

日本語でもたまに耳にするもので、ゲームなどで「ライフがなくなる」など聞いたことがあるかもしれません。

ゲームでいうライフは命ですが、人生や生き方という意味もあります。

英語では人生という意味の方が多く使われている印象です。

「the meaning of life」=「人生のその意味」という意味になります。

「~is that・・・」=「~は・・・ということだ」という意味になります。

「is(イズ)」=「~は」という意味の動詞、be動詞です。

自分に関して使う時は「am(アム)」、目の前の相手に使う時か複数の時は「are(アー)」、その他が「is(イズ)」になります。

ややこしい感じですが、決してそんなことはありません。

体でも、耳でも、口でも、考えでも、所有物でも、自分を離れるたとたんに「is(イズ)」か、複数であれば「are(アー」になります。

「私の体は~」=「My body is~」などとなります。

この感覚は使っているうちにすぐにつかめてきます。

「that(ダット)」=「~ということを・は・で、~なので、~するために、~ほど、~とは、~だけれども、~だといいが、~する限りは」という意味の接続詞、「あれ、それ、あの人」という意味の代名詞、「あの、その」という意味の形容詞、「~する・であるもの・人・こと」という意味の関係代名詞、「そんなに」という意味の副詞でもあります。

この「that」は接続しているだけなので、「あれ、それ」というような言葉自体の意味はありません。

「A is that B」=「AはBだ・ということだ」という意味になります。

「~is that・・・」=「~は・・・ということだ」という意味になります。

「the meaning of life is that~」=「人生のその意味は~ということだ」という意味になります。

「A is that B」の「that」の役割

「A is that B」と「A is B」は何が違うのか、説明したいと思います。

単純に「A is B」ではないのは、Bが一つの単語ではなく主語述語が入った文章なので、「that」が入らないとおかしな文になってしまうからです。

この文では、日本語で言う所の「ということ」が「that」に当たります。

例えば、「The problem is that I hate him.」=「問題は、私は彼を嫌いということだ。」となりますが、

「問題は、私は彼を嫌いだ。」となると、日本語でもパッと聞いた時意味が分からなくなります。

短い文章の時や意味が分かりやすい時、主語述語が入っていても「that」が省略される場合もありますが、基本的には「that」を付けないと分かりにくいので、文章を作る時は付けるようにした方が良いと思います。

本文では特に「that」を取ってしまうと分かりづらくなってしまいますね。

「nobody knows the meaning of life」は?

「nobody knows~」=「~を誰も知らない」

「nobody(ノウバディ)」=「誰も~ない」という意味の代名詞、「つまらない人、無名の人」という意味の名詞です。

「nobody」が主語になるときは、「誰も~ない」という意味の代名詞で使われます。

「know(ノウ)」=「知る、知っている、経験する、理解している」という意味の動詞であり、「熟知」という意味の名詞でもあります。

「nobody knows~」=「~を誰も知らない」という意味になります。

会話中に、「Nobody knows.」=「誰も知らないよ。」などとよく使う言葉でもあります。

「nobodyknows+」という有名なJ-POPのアーティストがいますが、「誰も知らない」というのは格好良い名前ですね。

「nobody knows the meaning of life」=「人生のその意味を誰も知らない」という意味になります。

全てつなげて訳すると・・・

「The meaning of life is thatnobody knows the meaning of life.」

=「人生のその意味は、人生のその意味を誰も知らないということだ。」という意味になります。

ぜひ、声に出して読んでみて下さい。

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