意味=「あなたは私を笑う、なぜなら私は違うから。私はあなたを笑う、なぜならあなたは同じだから。」
レディー・ガガの名言
「You laugh at me because I’m different, I laugh at you because you’re the same.」-Lady Gaga
「ユウラフエットミー ビコウズ アイムディッフェレント アイラフアッチュウ ビコウズ ユウアーダセイム。」
グラミー賞も受賞したアメリカのシンガーソングライターで、言わずと知れたレディー・ガガの名言です。
レディー・ガガは裕福な家庭に生まれ、幼いころからピアノを習い、13歳の頃には作曲もしていました。
私立のお嬢様学校に通った後は、ニューヨーク大学の芸術学部に飛び級で入学しましたが、高校でも大学でも、イタリア系アメリカ人であることや、自身の独特な性格により、周りから浮いたり、いじめを受けたりします。
大学を馴染めずに途中で止めてしまったガガは、ストリッパーとして働きながら作曲を続け、ブリトニー・スピアーズやファーギーなど有名アーティストに曲を提供していきます。
その才能が認められ、初めて出したアルバム「ザ・フェイム」は大ヒットし、スター街道を進んでいくことになります。
「ジャスト・ダンス」や「ポーカー・フェイス」、「ボーン・ディス・ウェイ」などは、誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
印象に残る曲だけでなく、生肉で作ったドレスを着て授賞式に出席したり、シルバーの大きなロブスターを頭に付け、スケルトンのドレスを着て食事に行くなど、その常識外のパフォーマンスで多くの人の関心を集めてきました。
最近は映画「スター誕生」でブラッドリー・クーパーとも共演し、アカデミー主演女優賞にノミネートされるなど、女優業でも活躍しています。
また、初心を忘れないため、売れてからも狭いアパートに住み続けたり、被災地や、貧困や暴力、HIVや性的マイノリティーの人達を支援するチャリティー活動にも力を入れるなど、真面目な一面もあります。
東日本大震災の際には、1億2000万円以上の寄付を行ったことで話題になりました。
そんなレディー・ガガの、自分らしい振る舞いに関する強い名言です。
人は誰かと同じであることに安心する生き物ですし、自分達と違う、浮いている人を見てバカにする人もいるでしょう。
もちろん状況にもよるでしょうが、漠然とした、みんなと同じだから安心できる、というマイナスな同調意識は、新しいものを生み出すことには全くつながりません。
日本人も、そういった意識が強い民族だと思います。
レディー・ガガは、そんな人達を見て笑うと言っています。
自分が人と違っても、それが本当の自分であるならば、周りに合わす必要なんかない、と言ってくれているような強い言葉です。
文の構造
「You A because B, I C because D.」=「あなたはAする、なぜならBだから、私はCする、なぜならDだから。」
「A」=「laugh at me」
「B」=「I’m different」
「C」=「laugh at you」
「D」=「you’re the same」が入ります。
同じ構図の文が二つ並んでいます。
「You laugh at me」とは?
「you~」=「あなたは」という意味になります。
「you(ユウ)」=「あなたは、あなたが、あなたを、あなたに」という意味の代名詞です。
「laugh at me 」=「私を笑う」という意味になります。
「laugh(ラフ)」=「(声に出して)笑う、おもしろがる、笑って~する・させる、~の笑い方をする」という意味の動詞、「笑い、笑い声、冗談、楽しみ」という意味の名詞です。
「at(エットゥ)」=「~に、~で、~において、~中(ちゅう)で、~を通って、~によって」という意味の前置詞で、「位置、時・年齢、状態・状況、方向、経路、原因、率、仕方」など、様々な用法で使われます。
動詞と組み合わさって使われることも多いですし、その都度覚えておけば大丈夫です。
イメージ的には、「点」の様なイメージをしておきましょう。
「laugh at~」=「~を見て笑う、~をあざ笑う、動じない」という意味の熟語になります。
よく使われる熟語なので、セットで丸ごと覚えてしまいましょう。
「me(ミー)」=「私を、私に」という意味の「I」の目的格になります。
「laugh at me」=「私を笑う」という意味になります。
「you laugh at me」=「あなたは私を笑う」という意味になります。
「because I’m different」とは?
「because」=「なぜなら~だから」という意味になります。
「because(ビコウズ)」=「~という理由で、なぜかというと、なぜなら~だから」という意味の接続詞です。
「I’m~」=「私は~」という意味になります。
「I’m」=「I am」の略になります。
「I(アイ)」=「私(は、が)」という意味の代名詞であり、「私、自我、我」という意味の名詞でもあります。
「am(エム)」=「~は」という意味のbe動詞です。
自分に関して使う時は「am(アム)」、目の前の相手に使う時か複数の時は「are(アー)」、その他が「is(イズ)」になります。
自分の名前を言う時にも使う基本的な文章です。
「I am(アイ アム)~」=「私は~である」という意味になります。
「different」=「違う」という意味になります。
「different(ディッフェレント)」=「違う、異なる、特別な、色々な」という意味の形容詞です。
煮た言葉で、「difference」という言葉がありますが、それは名詞なので、使い分けていくようにしましょう。
「difference(ディッフェレンス)」=「違い、差異、争い」という意味の名詞です。
「You are beautiful.」=「あなたは美しい。」というのと、
「You are beauty.」=「あなたは美だ。」というのとでは意味やニュアンスが違うのと同じです。
「I’m different」=「私は違う」という意味になります。
「because」をつけて、
「because I’m different」=「なぜなら私は違うから」という意味になります。
「You laugh at me because I’m different」とは?
上記を全てつなげると、
「you laugh at me because I’m different」
=「あなたは私を笑う、なぜなら私は違うから」という意味になります。
「I laugh at you because you’re all the same」とは?
「I laugh at you because~」=「私はあなたを笑う、なぜなら~だから」という意味になります。
上記の「you laugh at me」=「あなたは私を笑う」と、「because」=「なぜなら~だから」を参考にして、
「I laugh at you because~」=「私はあなたを笑う、なぜなら~だから」という意味になります。
「you are~」=「あなたは~」という意味になります。
「are(アー)」=「~は」という意味の動詞であり、「be」の二人称の時に使います。
「you are~」=「あなたは~」という意味になります。
「the same」=「同一の」という意味になります。
「the(ダ)」=「その、あの、例の」という意味の定冠詞で、「それだけ、ますます」という意味の副詞です。
「same(セイム)」=「同じ、同様の、例の、単調な」という意味の形容詞、「同様に」という意味の副詞、「同一の人、その人、その物」という意味の代名詞です。
とりあえず、「same」=「同じ」と覚えておけば大丈夫です。
「the same」=「同様の、同様に、同一の(もの・人)」という意味になります。
「you are the same」=「あなたは全て同一である」という意味になります。
「I laugh at you because~」をつけて、
「I laugh at you becauseyou are the same」=「私はあなたを笑う、なぜならあなたは同一であるから」という意味になります。
全てつなげて訳すると・・・
「You laugh at me because I’m different,I laugh at you because you are the same.」
=「あなたは私を笑う、なぜなら私は違うから、私はあなたを笑う、なぜならあなたは同一であるから。」という意味になります。
レディー・ガガように、違うことを隠さず、恐れずに生きていきたいです。
ぜひ、声に出して読んでみて下さい。
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