「I am done with man.」-Creature(Robert De Niro)-怪物(ロバート・デ・ニーロ)

悲しみ
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意味=「人間とはもう終わりにする。」

映画「フランケンシュタイン」の名台詞

「I am done with man」-Creature (Robert De Niro) from「Frankenstein」

「アイ アム ダン ウィドゥ メン」

映画「フランケンシュタイン」(1994年)でフランケンシュタイン博士に造られた怪物(クリーチャー)が、博士の亡骸とともに自分もろとも火をつけて命を絶とうとする前に言うセリフです。

怪物自身、博士に造られた「人間」であるにも関わらず、その醜い容姿から人々に邪険に扱われ、孤独でどんどん心が荒んでいき、人と付き合っていくことを遂にはあきらめてしまった、悲しいセリフです。

細かく言うと、北極の海に落っこちてしまった怪物を助けようとした冒険家の船長が「Come with us!(カムウィドゥアス)」=「俺たちと来い!」と言ったのに対して、怪物は「I am done with man.」と返答して命を絶ちます。

怪物は自分の感情をコントール出来ない時もあり、怒りの感情で人を傷つけてしまったこともあって、そんな自分が生きていてはいけないという意味もあると思います。

出来れば、声を掛けてくれている船長に助けてもらい、新たな人生を歩んでほしかったと思いますが、彼にとって選択肢はなかったのかもしれません。

「I am done」とは?

「I am(アイ アム)~」=「私は~である」という意味になります。

「I(アイ)」=「私(は、が)」という意味の代名詞であり、「私、自我、我」という意味の名詞でもあります。

「am(エム)」=「~は」という意味のbe動詞です。

自分に関して使う時は「am(エム)」、目の前の相手に使う時か複数の時は「are(アー)」、その他が「is(イズ)」になります。

「I am~」は、自分の名前を言う時にも使う基本的な文章です。

いざ使ってみると、「am(アム)」というのは、現在進行形や受け身以外で、さほど使わないことに気が付きます。

「am(アム)」単体は、あくまでも自分の根源的なものを言う時にのみ使います。

例えば「I am a man(アイアム ア マン)」=「私は男だ」、「I am hungry(アイアム ハングリー)」=「私はお腹が空いている」とかです。

「am」を単体で使うことは意外に多くないです。

「done」=「終わった」という意味になります。

「done(ダン)」=「終わった、出来た、済んだ」という意味の「do」の過去分詞系です。

「I am done」=「私は終わった、出来た、済んだ」という意味になります。

仕事や宿題、食事終わりなど、何かが終わった時に会話でよく使う文章です。

自分以外の事であれば、「It’s done(イッツダン)」もよく使われます。

また、前半を省略して「Done.」だけで、何かが終わったことを表現することもあります。

「I am done with ~」とは?

「done with ~」=「~を終わりにする」という意味になります。

「with(ウィドゥ)」=「~と(共に)、~に加えて」という意味の前置詞です。

日本語英語でも使う「ウィズ」と基本的に同じ意味ですが、用法がたくさんあるので、その都度まるごと覚えていきましょう。

「done with ~」=「~を終わりにする、~と関係を断ち切る、~と手を切る」という意味になります。

例えば、

「I am done with you.」=「あなたとはもう終わりだ」のような使い方で、「with」の後に「人」など関係性があるものが来ると、恋愛関係や人間関係の別れを指す意味になります。

しかし、上記の様に「人」との関係性の終りを宣言する状況は少ないので、

「I am done with my work.」=「私は仕事が終わった。」というように、「終わった」という意味で使われる方が多いです。

「I am done with ~」=「~とはもう終わりだ」という意味になります。

「man」とは?

「man」=「人間」と言う意味になります。

「man(メン)」=「人間、人、男性」と言う意味の名詞、「人を配置する、励ます」という意味の動詞、「なんとまあ、馬鹿な」という意味の間投詞でもあります。

「メン」と聞くと日本では男性だけを指すイメージが強いですが、それは「men(メン)」であり、「man」の複数形です。

つまり、日本でよく使う「メン」は「men」=「男たち」であり、この文では「man」=「人間」という意味で使われています。

ちょっとややこしいですね、発音も微妙に違います。

ちなみに「human(ヒューマン)」=「人類」という意味の名詞にも「man」は入っていますね。

つなげて訳すると・・・

「I am done with man.」=「私は人間との関係を終わりにする。」=「私は人間とはもう終わりだ。」となります。

非常に悲しいセリフで、一般的に言うことはまずないでしょうが、「I am done.」という言葉自体は使いやすい言葉なので、載せてみました。

例え何かと関係性を断ち切る時でも、何かプラスの方向へ進むときに「I am done with~」という文を使いたいものですね。

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