「Art is explosion!」-Taro Okamoto(岡本太郎)

探究心
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意味=「芸術は爆発だ!」

岡本太郎の名言

「Art is explosion!」-Taro Okamoto

「アート イズ イクスプロージョン」

日本で一番有名な芸術家と言っても過言ではない、画家、彫刻家、芸術家である岡本太郎の名言です。

大阪万博で飾られた大きな塔の「太陽の塔」や、中心にサメのような動物が描かれている毒々しい絵の「森の掟」や、渋谷駅に飾られた30mにも及ぶ巨大壁画の「明日の神話」など、そのインパクトのある作品は誰しも一度は見た記憶があるのではないかと思います。

フランス政府から、フランスおよび世界に貢献した芸術家に送られる芸術文化勲章、二等のオフィシエを1984年に、一等のコマンドールを1989年に授与されています。

岡本太郎は、漫画家の岡本一平と小説家の岡本かの子の息子であり、幼少期から絵を描き始め、10代で移住したフランスでパリ大学に通いながら、芸術を勉強しますが、フランスでたまたま見たピカソの作品に衝撃を受け、より絵画にのめり込んでいきます。

日本に帰ると徴兵されて戦争に駆り出されてしまいますが、兵役が終わってからも精力的に芸術活動を行いました。

芸術作品のみならず、岡本太郎は発する言葉自体も実にパワフルで、常識を打ち破るエネルギーに満ち溢れています。

人生は積み重ねるものではなく積み減らすべきだ、やってみてもしダメになりそうになったらダメになってやろうと決意すると力が湧いてくる、など、心に響く名言を数多く残しています。

そんな岡本太郎の、芸術に対する独特の感覚を表した言葉です。

岡本太郎の言う爆発は、人間の内面のことで、単に絵をめちゃくちゃに書いたりすることでもなければ、大きな音がして何かを破壊するものでもなく、音もせず、物も飛び散らないと言っています。

「無条件に生命をつき出し爆発する、その生き方こそが芸術なのだ」

「全身全霊が宇宙に向かって無条件にパーッとひらくこと。それが「爆発」だ。」と言っています。

岡本太郎著-「自分の中に毒を持て」を引用させてもらいました。

内面が静かに爆発していることが、絵になったり、彫刻になったり、言葉になったりし、それら全ての生き様がまた芸術であるという、深い名言です。

ぜひ、この岡本太郎の言葉で、皆さんの内面も爆発させてみてください。

文の構造

「A is B.」=「AはBである。」

「A」=「Art」

「B」=「explosion」が入ります。

「Art is explosion!」とは?

「art」=「芸術」という意味になります。

「art(アート)」=「芸術、美術、芸術作品」という意味の名詞、「技巧的にする」という意味の動詞です。

和製英語の「アート」と同じ意味ですね。

「is(イズ)」=「~は」という意味になります。

「is(イズ)」=「~は」という意味の動詞、be動詞です。

「explosion(イクスプロージョン)」=「爆発」という意味になります。

「explosion(イクスプロージョン)」=「爆発、爆発的増加」という意味の名詞です。

「Art is an explosion.」のように、「an」が入っている英語訳も多いですが、岡本太郎の「露店」という絵を所蔵しているニューヨークのグッゲンハイム美術館は、「Art is explosion.」で岡本太郎の言葉を紹介しているので、これに沿っています。

「an」が入ることで、「ある、一つの」というニュアンスもついてしまうので、岡本太郎が言いたいのは連続的に、連鎖的に、俯瞰的に見ての大きな爆発であると思うので、「an」はついてない方が意味を汲んでいるんじゃないかと思います。

訳すると・・・

「Art is explosion.」=「芸術は爆発だ。」となります。

岡本太郎は日本語で言っていましたが、ぜひ英語バージョンを楽しんで見てみて下さい。

Art is explosion!

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